トラブル

フィリピンで起こるトラブルとその対策方法について知ろう!

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1.フィリピンで被害の多いトラブル

フィリピンへ旅行や留学、移住を考えている人にとってその土地の治安状況や起こりうるトラブルを知っておくのはとても大事なことです。ここでは特に起こりやすいトラブルに関して紹介していきます。

1−1.スリ

フィリピンのスリの被害は多く、特に観光地のマラテのような人混みの多い場所で多発しており、観光客を狙ってバイクをひったくったり、現地の子どもが寄ってきてどさくさに紛れて財布や携帯を盗んでいきます。

スリは複数人で行われることが多く、例えばものを盗られたからといって後を追うとその先に仲間たちがいたなんていうケースもあります。また仮に周りの人がスリの現場を目撃していたとしてもやはりスリたちの報復を恐れ、教えてくれないのがほとんどです。

スリはどれだけの人数で行われているかわからないので安易に捕まえようとするとさらに危険な目にあう恐れがあるので注意が必要です。

 

1−2.空き巣

フィリピンへ居住してきた人はビレッジと呼ばれる区画整理されたエリアやコンドミニアムなどに住んでいることが多く、
24時間警備員が管理してくれているので安全な場所です。

しかしそうは言っても家の施錠はしっかりとしておかなければなりません

実際に窓の施錠をし忘れ、たまたま家の修理にきていた大工さんが空き巣に入り被害に遭われたというケースがあります。

管理がなされているところでもこのようなことが起こる可能性があるので、セキュリティが弱いホテルだとさらにそのリスクが高まります。

どのような場所に住むにしても貴重品の管理はしっかりと行うようにしましょう。

1−3.詐欺

フィリピンでは不動産投資や出資の話を持ちかけられ多額の金額を騙し取られたというケースが多く存在します。

詐欺の手口としてはBARなどで出会ったフィリピンに住む日本人から、
さらに日本人を紹介され投資の話など儲け話を持ち出してくるといったものです。

被害者は相手を完全に信じ込み、現地の情報をきちんと調べることなくその話に乗って投資してしまうことが多いので注意が必要です。

 

1−4.美人局

主に男性が狙われることが多く、BARやクラブなどで知り合ったきれいな女性に誘惑されたり、睡眠薬などを飲まされ最終的にお金を騙し取られたり、全てのものを盗まれたりします。

時には警察と詐欺師が手を組んでいる場合もあり、被害届を出しても「女性を寝とった」として逆に不利な立場にされてしまいます。

どんなに可愛い子で困っていそうな子でも知らない女性は相手にしないということが大切です。

 

2.トラブルにあわないようにするために

前章で紹介したようなトラブルに巻き込まれないためにどのような対策をすればよいのでしょうか。ここではそれぞれの対策について紹介していきます。

 

2−1.スリの対策

スリの対策として以下のようなことをすれば未然に防ぐことができます。

①現地の人と同行する。

ツアーガイドさんなど現地の人と行動することで危ないエリアを避けることができます。

②お金を持っていると思われるような格好はしない。

基本的に「外国人はお金を持っている」と認識されていることを覚えておきましょう。あまり派手な格好をしていると目立ちますし、お金を持っていると思わせてしまいます。なるべく地味な格好をするようにしましょう。

③服のポケットやカバンの取りやすい場所に貴重品を入れない。

突然話しかけられた時にそちらに気を取られて、その隙に盗られてしまったというケースもあります。お財布などはなるべく分散して持ち歩くようにしましょう。

④危険とされている地域にはいかない。

①と似ている部分がありますが居住するとなったら1人で行動することも多くなると思います。
そうなった時にあらかじめ危険な場所はどこか把握しておくことで自分の身を守ることができます。

これらのような行動をとってスリに合わないような対策を事前にしておくことが大切です。

2−2.空き巣の対策

空き巣に入られないためにもセキュリティのいいホテルに泊まるようにしましょう。

例えば三つ星以上のホテルを選んだり、現地の信頼できる人にアドバイスしてもらうなどして安心できるホテルを選択してください。

また自身もネットを使用してホテルの評価などを比較してみるなど下調べを行うことも大事です。

2−3.詐欺・美人局の対策

先にも説明したように詐欺グループは時に警察とグルになっている場合があるので要注意です。

現地へ訪れた時、特に女の人や投資の話を持ちかけられた時はたとえ相手がフィリピンに住む日本人であっても疑うようにしましょう。
そして知らない人にはついていかないということが重要です。

 

3.万が一トラブルにあってしまった場合

それぞれの対策についてあげていきましたが、それでも万が一トラブルにあってしまった時どのように対処をすればよいのか紹介していきます。

3−1.ガードマンを頼る

スリにあったり空き巣に入られたりといったトラブルに巻き込まれてしまった場合は、
泊まっているホテルや利用していたレストランなどにいるガードマンを頼りましょう

彼らはフィリピンの治安を守るために警備しているので何か困ったことがあれば助けてくれます。

3−2.日本大使館に相談する

渡航中にトラブルにあった時は、まずは日本大使館に相談してみましょう。
日本大使館は主に以下のような対応をしてくれます。

①盗難・紛失

例えば持っていたお金が盗まれてしまった場合、現地の警察署に盗難届を出すことはできますが慣れていない場合は戸惑ってしまいます。そんな時に日本大使館は盗難届や紛失届を出すためのサポートをしてくれるのです。

②事件・事故

現地で事件や事故に巻き込まれた時に日本大使館を頼ると、仲介役となり弁護士や通訳を紹介してくれます

③緊急連絡

上記2つのことも含め緊急時に日本に連絡しなければいけない場合もでてきます。そんな時に連絡手段を教えてくれたり、電話を代行してくれたりする場合もあるので利用してみてください。

これらのように、もし現地で困ったことがあれば日本大使館に連絡をしてみましょう。特に渡航者にとって一番大事なパスポートを紛失した場合はすぐに連絡をする必要があります。

 

4.まとめ

初めて訪れる方にとっては不安なこともたくさんあると思いますが、
先にどのようなトラブルがあるのか知っておくことで事前に対策することができます。

特にフィリピンではスリが多いので貴重品の管理はとても大切になってきます。
お財布を分けるなどして管理方法を工夫し、またホテルなどではしっかりと施錠をするようにしましょう。

街中には詐欺集団がうろついているので無闇に人についていかない、そもそも知らない人とは極力会話をしないようにするなどして自分の身を守るようにしましょう。

 

コラムニスト紹介


永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役

6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。

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