2020年頃から円安が続く日本。これによる海外不動産投資や株式投資への影響が気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、円安・円高によるフィリピン投資への影響を解説します。2024年の円安における最新情報も紹介するので、フィリピン投資を検討している人は必見です。
目次
2024年現在の円安によるフィリピン投資への影響
日本では2020年頃から円安が続いています。日本円の価値が下がっているため、円安が進む前に不動産や株式投資を始めていた場合、為替の影響で利益が出ることになります。
一方でこれから投資を始める人にとっては投資コストがかかる状況です。しかし、フィリピンでは現在長期にわたる経済成長が続いており、初期のコストこそかかるものの、長期的に見るとリターンが大きくなる可能性が考えられます。
とはいえ、為替の推移を完全に予想することはできません。リスクも考慮したうえで出口戦略を立てて投資を始めることが重要です。
フィリピン投資が注目される理由
フィリピン投資が注目される理由を解説します。
長期経済成長の波に乗れる
フィリピンでは2012年から経済成長率6パーセント以上の高い数値を維持していました。その後新型コロナの流行により一時は落ち込んだものの、2022年には前年比プラス7.6%に回復。今後も継続した経済成長が期待されています。
なお、平均年齢は25歳程度と若く、著しい人口増加も株価の上昇を後押しするとされています。人口ボーナス期は2050年まで続く見込みで、住宅需要が拡大することから不動産投資先においても魅力的な状況と言えるでしょう。
価格が安く始めやすい
フィリピンの株式や不動産は日本と比べて価格が安く、購入しやすいのが魅力です。株の場合は最低購入数が少ないため、安くて1,000円程度、優良株でも30,000円程度で購入できます。
日本で有名企業の株を購入すると50万以上かかることを考えると、始めやすい投資と言えるでしょう。各銘柄が安く買えることから分散投資もしやすく、リスク回避にも繋がります。代表的なフィリピン企業の時価総額は以下の通りです。
為替が比較的安定している
フィリピンの通貨であるフィリピンペソは、新興国の中でも値動きが比較的安定しています。円安の影響でペソ高が続いていることから、ペソから円への交換レートは良い状況と言えるでしょう。
銘柄数が300程度と少なく投資先を選びやすい
フィリピンの市場には日本と同様にさまざまな企業が上場しています。しかし、上場銘柄は300銘柄以下と、日本の4,000銘柄と比べ圧倒的に少ないのが特徴です。そのため有料銘柄を見分けやすいのが魅力です。
銘柄名 | 備考 | 時価総額 |
SMインベストメンツ | 国内最大の財閥企業 | 1.198(兆PHP) |
シェル・フィリピン | 世界的石油小売のフィリピン法人 | 18.587(十億PHP) |
GMA7 | メディア放送会社 | 29.878(十億PHP) |
バンコ・デ・オロ・ユニバンク | 国内最大手の商業銀行 | 807.157(十億PHP) |
※2024年4月時点
円安・円高の仕組み
輸出や輸入、海外投資などさまざまな要因が為替に影響を与えるため、円安や円高は常に変動します。これらの変動を考慮し、投資や経済活動を行うことが重要です。
円安とは、日本円の価値が相対的に下がり、外国通貨に対して日本円が安くなることを指します。ドルと比較すると、1ドルあたりの円の価格が上がることで表れます。これは日本の輸入の拡大や、アメリカの株価が上がることでドルを買う動きが強まることが要因です。
一方で円高は、日本円の価値が相対的に上がり、外国通貨に対して日本円が高くなることを指します。ドルと比較すると、1ドルあたりの円の価格が下がることで表れます。これは日本の輸出により円の需要が増えることが要因です。
フィリピン投資の注意点
フィリピン投資で気を付けるべき点を解説します。
リスク回避のために分散投資をする
利益の発生に期待できる通貨があるからといって、投資先をひとつに絞るのはリスクを伴います。そのため、投資先を分散させるのがおすすめです。不動産投資であれば物件の立地やタイプを分散する、株式であれば銘柄や投資のタイミングを分散するといった投資手段を視野に入れましょう。
信頼できる専門家を見つける
投資の際は、現地に詳しい専門家のサポートを受けることをおすすめします。自身で調べるだけでは足りない最新情報を得られるため、失敗を避けるために信頼できる専門家を見つけることが重要です。
為替や経済情勢を理解する
海外投資では、為替や経済情勢への理解を深めておくことも重要です。円安と円高の仕組みや現地の経済成長率などを把握しておきましょう。
まとめ
フィリピンは高い経済成長率や人口増加により海外投資家の注目を集めています。近年は円安が続いておりフィリピン投資のコストがかさみますが、長期的に見るとリターンが大きくなる可能性も考えられます。
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