セブ島はフィリピンの中でも特に魅力的なリゾート地として知られ、観光業の拡大とともに不動産市場も急成長を遂げています。特に注目されているのが、プレビルド(未完成)物件の投資です。今回は、セブ島のプレビルド不動産の魅力と実際の視察レポートをもとに、投資のメリットや注意点について詳しくご紹介します。
目次
プレビルド物件とは?

「プレビルド」とは、建設がまだ完了していない不動産を指し、一般的には「プレセール(販売前物件)」とも呼ばれます。プレビルド物件は、完成前に購入するため、安価で購入できるという特徴があります。特に、セブ島のような急成長するエリアでは、将来の価値上昇を見越して、購入後のリターンが期待できるのが魅力的です。
セブ島のプレビルド物件のメリット

キャピタルゲイン(売却益)を得やすい
セブ島のプレビルド物件は、価格が完成後の市場価格よりも安く販売されることが多いため、投資家にとっては非常に魅力的です。特に、セブ島のような急成長しているエリアでは、早期に購入することで物件価値が上昇し、大きな利益を得られる可能性があります。購入時の価格が割安であるため、将来的に転売する際にも有利な立場となるでしょう。
初期費用が少ない
完成している物件と比較すると、プレビルド物件は初期費用が少なくて済む点も大きな魅力です。プレビルド物件を購入した場合、完成するまでに分割での支払いが可能で月々3万円台からの運用も可能です。このため、少ない資金で広いエリアやより高級な物件を手に入れることができるという点も、投資家にとって大きなメリットです。
安定した収入が見込める
さらに、セブ島はリゾート地としてだけでなく、ビジネスや教育機関が集まり、住みやすさも抜群です。セブ市内にはオフィスビルやショッピングモールも充実しており、生活環境が整っています。また、観光地やリゾート地が近いため、賃貸需要も高く、投資家にとっては安定した収益が見込める点も大きな魅力です。
セブ島不動産市場の現状と魅力
日本でも人気のあるセブ島は、フィリピンの第2の都市としても知られ投資先としても注目されています。
観光地としての魅力
セブ島はフィリピンの中でも特に観光地としての知名度が高いエリアで、美しいビーチや温暖な気候、観光名所が豊富に存在しています。これにより、世界中から多くの観光客を魅了し、観光業が地域経済の重要な支柱となっています。
ビジネスと住居の需要増加
近年、ビジネスや住居としての需要も急増しており、セブ市内のインフラ整備が進んでいます。新しいショッピングモールやレストラン、高級ホテルの増加により、ビジネスマンや長期滞在者、そして現地の住民にとって非常に魅力的な都市環境が整いつつあります。これにより、地域経済の安定性が高まり、生活の質も向上しています。
マニラより価格が安め
セブ島の最大の魅力の一つは、マニラよりも不動産価格が安いことです。セブはマニラに比べて物件価格が比較的安価であるため、投資家にとって高いコストパフォーマンスが得られるエリアです。特に、リゾート地としての人気がありながら、都心部と比較して手ごろな価格で高品質な不動産を購入することができるため、投資のエントリーポイントが低いという利点があります。
セブ島プレビルド投資の注意点とリスク
プレビルド物件には高いリターンが期待できる一方で、いくつかのリスクも伴います。
完成時期の遅れ
プレビルド物件における最大のリスクのひとつは、完成時期が遅れる可能性です。特に海外での開発プロジェクトでは、さまざまな外部要因により建設が予定通り進まないことがよくあります。
フィリピンの大手開発業者であるDMCIは、これまで遅延の少ない実績を誇り、計画通りに工事を進めてきました。そのため、DMCIが手掛けるプレビルド物件は、投資家にとって信頼性の高い選択肢と言えます。ただし、どの開発業者であれ、プロジェクトにはリスクがつきものです。進捗状況を確認し、契約内容を十分にチェックすることが重要です。
リスク管理のしづらさ
セブ不動産投資において、特に重要なリスク要因の一つが賃貸管理のしづらさです。
日本の不動産市場と比べると、現地の法律や規制、文化の違い、そして言語の壁が大きな障害となります。
例えば、入居者との契約内容の調整やメンテナンスの手配、家賃の回収など、現地で直接管理ができない場合、迅速に対応することが難しくなります。さらに、現地の管理会社との連携も、信頼性の高い業者を選ぶことが難しい場合があり、管理の質にばらつきが出ることもあります。このため、海外不動産では賃貸管理がしづらく、問題が発生した際に迅速に対応するためには現地の情報収集や信頼できる管理業者を見つけることが重要です。
市場変動と経済状況
セブ島の不動産市場は急成長していますが、急速な発展には市場変動や経済状況の変化というリスクも伴います。特に、セブ島のような発展途上の地域では、外部経済要因や地域特有の動向が価格に影響を与えることがあります。例えば、新型コロナウイルスのような予期せぬ経済的要因が発生すると、経済活動が停滞し、物件の需要や価格に影響を与える可能性があります。コロナ禍では観光業の打撃が大きく、セブ島のような観光地では一時的に不動産市場が冷え込むこともありました。しかし、現在では回復基調にあり、再び価格が上昇する兆しを見せています。
市場が過熱して価格が急騰することもあれば、経済的要因で価格が下がる可能性もあります。このような不確実性を考慮し、市場動向を常に監視し、適切なタイミングでの投資が求められます。リスクヘッジのために、複数の物件への投資や、他のエリアへの分散投資を検討することが効果的です。
セブ島のプレビルドおすすめ物件
実際にセブ島を訪れて、いくつかのプレビルド物件を視察しました。
Kalea HEIGHTSプロジェクト

Kalea HEIGHTSプロジェクトは2024年12月に、フィリピンの大手企業であるDMCI社がローンチしたセブ島初の物件になります。
41階建てのラグジュアリーリゾートコンドミニアムで、3.6ヘクタールの広大なオープンスペースに4棟がクロスするように建設されます。
セブの中心地であるAyala Centerからわずか5kmで、ショッピングモールやレストラン、病院など、生活に必要な施設が充実したエリアに位置しているのが魅力です。
3.6ヘクタールの広大な敷地内には、プールやジム、庭園など、リゾートのように充実した共用施設が整っています。

価格表
価格と間取りは以下の通りです。
1ベッドルーム | 2ベッドルーム | 3ベッドルーム | |
タイプ | 26.5㎡~ | 53㎡~ | 81.5㎡~ |
価格 (PHP) | 5,700,000PHP~ | 8,100,000PHP~ | 11,900,000PHP~ |
日本円 (円) | 約1,500万円~ | 約2,150万円~ | 約3,150万円~ |
初期費用 (円) | 約950,000円~ | 約1,350,000円~ | 約1,950,000円~ |
月々支払額 (円) | 約34,000円~ | 約50,000円~ | 約73,000円~ |
まとめ

セブ島のプレビルド物件は、リゾート地としての魅力と急成長する経済圏を背景に、非常に高いポテンシャルを持っています。特に、購入時の価格が割安であるため、将来的な資産価値の上昇を期待できます。また、セブ島の住環境や観光地としての魅力もあり、賃貸需要の高いエリアで安定した収益を得ることができます。
一方で、投資にはリスクもあります。完成時期の遅れや市場の変動などに備え、慎重に投資計画を立てることが必要です。現地視察を通じて信頼できる開発業者との契約を結び、リスク管理を徹底することで、プレビルド物件への投資は確実な資産形成の手段となるでしょう。セブ島のプレビルド物件は、今後の成長が期待される市場であり、投資家にとって非常に魅力的な選択肢です。
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