コンドミニアム

フィリピンのコンドミニアム購入して大丈夫? リスクと購入ポイントを解説

最近ではフィリピンでのコンドミニアム購入に注目が集まっています。
人口増加や経済発展の観点から興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に購入するうえでの、
メリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
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フィリピンのコンドミニアム購入して大丈夫?

今後の成長性について

フィリピンの人口は2014年に1億人を突破し、
アジア圏の中でも人口増加率が注目されています。

平均年齢が23歳とアジア諸国の中でも非常に若く、毎年の出生率も3%と言われています。

これは日本の平均年齢が45歳、出生率が1%という現状と比較すれば、一目瞭然です。

人口増加はとどまることなく、2045年には1億4200万人に達すると言われています。

日本やタイは人口減少が問題となっている中、フィリピンでは今後さらなる経済成長が見込めるでしょう。

 

日本からの距離と時差

フィリピンは、日本から飛行機で4時間ほどと東南アジアの中でも非常に近い国です。

札幌・東京・名古屋・大阪・福岡からは直行便もあり
アクセスが良いのもメリットと言えます。

また、日本との時差は1時間しかありません。
日本が1時間早いだけなので、
時差ボケなどの体調不良や時間帯による連絡の取りづらさがないところも安心です。

 英語圏であるということ

フィリピンでは、なんと80%以上の国民が英語を話すことが出来ると言われています。

これはもともとアメリカの植民地であったため、
ビジネスや文化の面でもアメリカの影響が強いためです。


国のGDPのうち約10%は海外で働く出稼ぎ労働者からの送金であり、フィリピン経済を支えています。
外資系企業の参入も緩和されたフィリピンは、今後さらなるグローバル化を遂げるでしょう。

フィリピンコンドミニアム購入においてリスクとは

 

自然災害について

 フィリピンは、残念ながら台風による水害が多い国です。
毎年大型の台風が5回ほど発生し、約750人の命が失われているともいわれています。

しかし最近では、アジア開発銀行や日本が、
都市部の排水設備を整えるなどのインフラ整備に協力しており、少しずつではありますが改善されています。 

 未完成物件について

フィリピンには、悪質な不動産業者が存在するのも事実です。

最悪の場合、コンドミニアム建設中に資金調達が出来なくなり、
プロジェクトが頓挫するなどの問題が発生するケースもあります。

しかし、こういった問題が起きるのは小中規模のディベロッパーの一部と言えるでしょう。
コンドミニアム購入の際には、財閥系大手のディベロッパーを利用し、相手方の分譲実績や物件の売れ行きも確認
することが大切です。

 

新興国特有のルーズさ

フィリピンでは比較的時間にルーズな人が多いと言われています。

時間にきっちりしている日本人の「当たり前」は通用しないことが多いでしょう。

実際にコンドミニアムの契約や不動産登記にも時間がかかるケースが多いです。

税務署や市役所での書類発効までに6か月近くかかってしまうケースもあるので要注意です。

ただ、最近では電子システムの導入により、改善されつつあります。

購入でのポイント

財閥系のディベロッパーを選択する

財閥系大手のディベロッパーほど、事前に災害情報を調査しているため、
比較的安心できる立地条件で建設しています。

また歴史も長くフィリピンでの開発実績の多い会社であれば、
財務状況も安心でき、未完成物件となる心配も少ないでしょう。

さらに、購入後の賃貸管理サポートも手厚く、安定した入居が見込めるはずです。

事前にどのディベロッパーを利用するのか、過去の実績や財務状況を比較しておくことが大切です。

プレビルド期間の支払いやローンの支払いは注意

プレビルド期間とは、コンドミニアムの計画段階の期間のことを言い、
その期間中に購入予定者からの入金された資金を建設費用に充てる方法です。

メリットとしては、計画段階で購入するため、完成間近に値段が上昇する可能性があります。

そして、完成前でも売却可能であるため、値上がりによって投資目的の方は売却することも出来ます。
一方、デメリットは計画段階の物件であり予定通りに竣工しないケースもあるため、
信頼できるディベロッパーを利用することが不可欠です。

また、フィリピンの銀行の審査を通過すれば、投資物件用のローンを組むことも可能です。

ただ、フィリピンの金利は日本と異なり、6%前後と非常に高いため、
ローンを組んで投資物件を購入した場合、負債を抱えてしまうリスクもあります。

そして数か月延滞してしまうと、ディベロッパーや銀行に物件を没収されてしまうこともあるので注意が必要です。

詐欺に注意

フィリピンに限らずですが、残念ながら一定数日本人を騙そうとする、現地の悪徳業者もいます。

仲介業者に海外の悪徳業者が入っているケースもあります。
ですので、フィリピン市場に上場している企業や、財閥系大手グループでの購入がやはり安全
だと言えます。
もし、有名どころでなくとも気になる開発業者があった場合には、
事前に物件登録や販売許可をHLURBのサイトで検索しておいたほうが良いでしょう。

 まとめ

フィリピンで、コンドミニアムを購入する際には、

「自然災害」・「未完成物件」・「新興国特有のルーズさ」といった

気を付けなければいけない点があるのも事実です。

以前より、フィリピンは台風やスコールが多く水害の危険性が高いといわれていました。
しかし、最近ではインフラ整備も整いつつあり改善され始めています。

また、文化も日本と異なりますので日本人にとっての「当たり前」は通じないこともあります。
不動産登記書類の発行に時間がかったり、悪徳業者が関与していたということもありますので注意が必要です。

しかし、今後の経済成長やグローバル化の流れから、購入するメリットは十分にあるでしょう。
フィリピンの出生率は3%と著しく、今後さらなる人口増加が期待されています。

また、国民の8割以上が英語を話すことができ
、外資系企業の参入が活発化しているという事実もあります

フィリピンでコンドミニアムを購入するメリット・デメリット両方を知り
事前に財閥系大手ディベロッパーを中心に、過去の建設実績や財務状況を調べ納得したうえで購入すると安心です。

 

フィリピンのコンドミニアム相場について知りたい方はこちら

 

コラムニスト紹介


永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役

6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。

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