フィリピン

【2024年完全版】フィリピン移住ガイド|デメリットやビザも解説

現在、海外に移住する日本人は年々増加傾向にあります。なかでもフィリピンは移住先として人気があり「フィリピン移住で生活環境を変えたい」「老後はフィリピンで暮らしたい」といった人も多いのではないでしょうか。

この記事ではフィリピンへの移住を検討している人に向けて、移住のメリットやデメリット、移住にかかる費用などを解説します。フィリピンへの移住で失敗しないために最後までお読みください。

フィリピン移住のメリット・デメリット

フィリピン移住のメリット・デメリットを詳しく見ていきます。

フィリピン移住のメリット

フィリピン移住のおもなメリットをまとめました。

生活費の安さ

日本に比べて家賃や食費、交通費などの生活費が安く抑えられます。例えば、マンションの家賃は日本の都市部の1/2程度で、条件の良い物件に住むことができます。また、ローカルフードは非常に安く、外食費を抑えられます。

親しみやすい人柄

フィリピンの人々は親しみやすく、他国の文化を受け入れる姿勢が強い傾向にあります。日本人に対しても友好的であり、他国と比較すると生活に馴染みやすいでしょう。

また、フィリピンは英語を公用語の1つとしており、教育やビジネスでも広く使われています。英語力の世界ランキングでは20位にランクインしており、ある程度の英語力があれば現地の人々とコミュニケーションが取りやすいでしょう。

英語力世界ランキング

出典:EF 英語能力指数(EF EPI)

温暖で過ごしやすい気候

フィリピンマニラの天候

出典:国土交通省 気象庁

フィリピンは1年を通じて暖かい気候が続くため、寒さが苦手な人にとっては過ごしやすい環境です。特に冬の寒さを避けて過ごしたいシニア層やリタイア世代にも向いています。

年平均気温は26℃程度と半袖で過ごせる日が多く、3月~5月までがもっとも暑い時期となる一方で、12月~2月は比較的過ごしやすい時期です。

各種ビザの取得が比較的容易

フィリピンは他国と比べ、ビザを取りやすいのが魅力です。ビザの種類としては「ASRV(アペコ特別永住権)」「SRRV(退職者ビザ)」などが挙げられます。手続きが比較的早く進められるでしょう。

フィリピン移住のデメリット

フィリピン移住のおもなデメリットをまとめました。

慢性的な交通渋滞が起きている

マニラ首都圏などの都市部では、交通渋滞が深刻で通勤や移動に時間がかかります。慢性的な交通混雑を想定し、特に長距離の移動は時間に余裕を持って計画する必要があります。

インフラ整備が遅れている

地域によっては電力供給の不安定さが気になる場合があります。また、インターネットの接続速度が遅い地域もあり、日本での快適なインフラ環境に慣れている人にとってはストレスに感じることもあります。

衛生面に問題がある

フィリピンでは水道水がそのまま飲めないことが一般的です。そのため、飲料水はペットボトルを購入するか、浄水器を使う必要があります。地元の人にとっては慣れたものでも、衛生的な環境で過ごしてきた日本人は、慣れるのに時間がかかるかもしれません。

医療水準が比較的低い地域がある

日本と比較すると医療水準が劣る場合があります。重篤な病気や緊急事態に備えたい方は、民間の医療保険に加入するか、医療設備が整った都市部で生活するのがおすすめです。

フィリピン移住にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。当社では海外移住や不動産投資のためのツアーや個別面談などを行っています。LINEにてお気軽にお問い合わせください。

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フィリピン移住に必要なビザ

フィリピンのビザには、一時的な滞在ができるビザから長期滞在できるビザまであります。ここでは長期移住に適したビザを紹介します。

  • 特別居住退職者ビザ(SRRV)
  • アペコ特別永住権(ASRV)
  • 特別投資家ビザ(SIRV)
  • 特別割当移住ビザ(Quota Immigrant Visa)

特別居住退職者ビザ(SRRV)

退職者向けのビザで、SRRVを取得すればフィリピンの永住が可能です。取得条件は年齢や口座額で変わります。

SRRVの中でも「クラシック」「スマイル」「ヒューマンタッチ」と大きく3つの種類があり、取得者の生活状況等によって適したビザが異なります。

アペコ特別永住権(ASRV)

オーロラパシフィック経済区で展開されている経済振興プログラムに参加することで取得できるビザです。フィリピンに経済貢献することで、永住権がもらえるという仕組みです。

特別投資家ビザ(SIRV)

フィリピンでの投資活動を希望する人に適したビザです。定額の投資を行うことで、長期滞在が許可されます。フィリピンでビジネスや不動産投資を行う人におすすめです。

特別割当移住ビザ(Quota Immigrant Visa)

年間50人限定のビザで、一定の条件を満たす外国人に対して与えられます。取得できた場合「SRRV以上」にメリットが大きいビザとも言われています。

フィリピン移住でかかる生活費

フィリピンに移住した際に、どのような生活費がかかるのかまとめました。

住居費マニラなど都市部の家賃は高めだが、地方都市であれば抑えられる。物件は家具付きの場合が多い。
食費ローカルの食材は安価だが、輸入品や日本食レストランは高い傾向にある。
交通費バスなど公共交通機関は安価で、タクシーも日本と比較すると安く乗車できる。
通信費Wi-Fiや携帯の通信費は日本よりも安価だが、速度や安定性が地域によって異なる。特にリモートワークや長時間の動画視聴が必要な場合、安定したプランを選ぶことが重要。
医療費私立病院は高品質ですが、費用も高い傾向にある。地方で十分な医療水準が担保できておらず、現地の医療保険や国際保険に加入しておくのがおすすめ。
教育費現地校やインターナショナルスクールなど選択肢がある。インターナショナルスクールは日本よりも高い傾向がありますが、教育水準も高い。
その他生活費水道光熱費や娯楽費は地域やライフスタイルにより異なる。

フィリピン移住におすすめの地域

フィリピン移住におすすめの地域を3つ紹介します。

セブ

セブはフィリピン中部に位置し、美しいビーチ、ダイビングスポット、リゾートが点在している地域です。生活コストも比較的安く、外国人居住者が過ごしやすい環境が整っています。観光地として人気があるため市内の利便性が高く、ショッピングや飲食も充実しています。

マニラ首都圏

マニラはフィリピンの首都であり、経済や文化の中心となる地域です。多様な国際企業が集まり、教育機関や病院も充実しています。交通インフラも発展しており、都心から周辺都市へのアクセスも良好です。また、多文化が共存しているため、移住者に寛容な傾向にあります。

ダバオ

ダバオはフィリピン南部に位置し、自然が豊かな地域です。ローカルな雰囲気で、親しみやすい環境が整っています。治安が良いことでも有名で、穏やかな生活を求める人にも適しています。

フィリピンは地域によって特徴が大きく異なります。移住を検討する際は現地の最新情報を調査しておきましょう。当社では海外移住や不動産投資のため現地ツアーも行っています。LINEにてお気軽にお問い合わせください。

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フィリピンで銀行口座を開設するべき?

フィリピンに移住する場合、口座開設は必要なのでしょうか。開設のメリットと開設の手順をまとめました。

銀行口座開設のメリット

フィリピンで銀行口座を開設することには多くのメリットがあります。まず、現金を持ち歩くリスクが減り、安全に資産を管理できます。

ATMからの現金引き出しや、オンラインバンキングを利用できるようになるのも魅力です。公共料金の自動引き落とし、送金サービスなども利用できるため、快適な生活を送るなら必須と言えるでしょう。クレジットカードやデビットカードも利用でき、高額な買い物がしやすくなるのも便利なポイントです。

また、特別居住退職者ビザ(SRRV)の取得条件には「フィリピンの指定銀行で米ドル定期預金口座を開設」が含まれています。そのため、口座開設はビザ取得のために必須と言えます。

銀行口座開設の手順

フィリピンには多くの銀行があり、それぞれに特徴があります。どの銀行が自分に合っているかをリサーチし、自分に適した銀行選びましょう。

銀行口座を開設するには、通常以下の書類が必要です。

  • 有効なパスポート
  • フィリピンでの滞在を証明するもの
  • 身分証明書
  • 初回預金用の現金

銀行口座開設の流れは下記の通りです。

  1. 銀行窓口への訪問
    選んだ銀行の支店に行き、口座開設の申し込みをします。カスタマーサービスに行き、必要な手続きを進めましょう。
  2. 口座の種類を選択
    一般的には、普通口座、貯蓄口座、当座預金口座などがあります。
  3. 申し込み用紙の記入
    銀行の担当者から提供される口座開設申込書に必要事項を記入します。
  4. 初回入金の実施
    口座開設時には初回入金が必要な場合があります。指定された金額を入金して手続きを完了させてください。
  5. 口座開設の完了
    銀行から口座開設完了の通知が来たら、ATMカードや通帳を受け取り、利用を開始します。

フィリピンでの老後の暮らしとは?

フィリピンは、老後を海外で過ごしたい日本人移住者にとって魅力的な国です。日本と比べ生活費が低く、食費・家賃などを抑えることができるため、年金や貯蓄で豊かな老後を過ごしやすいでしょう。

主要都市では医療サービスも充実している場合が多く、質の高い医療を受けることができます。高齢者向けの介護施設やリハビリテーションセンターが整備されている場合も多く、健康な生活を送りやすいと言えます。

フィリピンは現在急成長中の国であるため、移住の際は現地の最新情報を把握しておくことが重要です。自身での情報収集に不安がある場合は、信頼できる不動産業者を見つけておきましょう。

まとめ

フィリピンは生活費の安さやビザの取りやすさが魅力の国で、リタイア後の生活にも適しています。フィリピン人のフレンドリーな人柄や温暖な気候も特徴で、日本人が過ごしやすい環境と言えるでしょう。

一方で、移住にはデメリットもあります。フィリピンへの移住や不動産投資に失敗したくない方は、現地の情報を集め、信頼できる不動産業者を見つけることが重要です。弊社ではツアーや個別面談なども行っているので、LINEにてお気軽にお問い合わせください。

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