フィリピン

【最新版】マニラで治安の悪い・良い地域は?旅行の危険度や注意点も

フィリピンの首都で旅行や移住に人気のマニラ。観光地として有名な一方、治安の悪い地域と耳にしたことがあり不安を抱く方もいるのではないでしょうか。

この記事では、マニラの治安事情や治安の良い地域・注意が必要な地域について詳しく解説します。マニラを旅行する際の危険度や注意点についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フィリピン首都マニラの現在の治安事情

フィリピン治安の地図

出典:外務省海上安全ホームページ

フィリピンの首都マニラの治安は十数年前と比べるとかなり良くなっています。しかし、外務省のホームページで発表している危険情報ではレベル1の「十分注意」が続いているため、日本と比べると安全とはいえません。

とくに、スリや置き引きなどの被害は多いので注意が必要です。ただし、観光地や日本人が多く居住している地域もあり、比較的治安が良い場所もあります。

マニラを観光で訪れる際は、治安の良い地域を選んでスリなどには十分注意しながら楽しみましょう。

フィリピン首都マニラの地域ごとの治安

ここからはフィリピン首都マニラの地域ごとに、治安の良い地域・注意が必要な地域を紹介していきます。

マニラで治安の良い地域

マニラで治安の良い地域は以下の3つです。

  • マカティ
  • ボニファシオ・グローバルシティ
  • ケソン

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マカティ

マカティはビジネスの中心地として知られている地域です。そのため、大手企業や世界中の金融機関が集中しており、フィリピンの経済の中心地ともいえます。

大手ショッピングモールもあり、人々が生活しやすいのもこの地域です。商業施設や観光エリアも密集しているため、治安も比較的安定しています。

ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)

ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)は、軍用基地だった場所を再開発してできた比較的新しい地域です。さまざまな企業のオフィスが集中していますが、ショッピングモールや美術館なども多くあります。

交通のアクセスも便利でマカティやオルティガスといったエリアへの移動もスムーズにできます。街の道路も整備されており、きれいでおしゃれなレストランなども多い地域です。

ケソン

ケソンは、有名な学校が複数あることから富裕層が居住している地域でもあります。そのため、犯罪は少なく比較的治安は良い傾向にあります。

しかし、ケソンは大きな市のため、郊外など場所によっては治安が悪いところもあり、注意が必要です。

マニラで治安に注意が必要な地域

マニラで治安に注意が必要な地域は以下の3つです。

  • トンド
  • マラテ地区
  • エルミタ地区

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マラテ地区

マラテ地区は、歓楽街やカジノがある地域です。そのため、観光客が多く、夜になるとナイトバーやカジノを楽しむ人で溢れます。

一方で、気分が良くなった人を狙うスリやひったくりといった犯罪が多いことでも知られており注意が必要です。

エルミタ地区

エルミタ地区は、マニラの中心地にある地域で、マラテ地区と同じ歓楽街が多い場所です。とくに、夜間は非常に混雑するため、スリや勧誘に注意しましょう。

レストランやショップが並ぶエリアでもスリなどには注意が必要です。

トンド

トンドはマニラの北西に位置する地域です。ショッピングモールやローカルな家族経営の飲食店やがある一方で、一部には貧困世帯も生活しており犯罪発生率が比較的高いと言われています。

ゴミが多いエリアや衛生上面が気になるエリアもあるため、注意が必要です。

フィリピンの他の地域との比較

マニラ以外のフィリピンで有名な地域といえば、観光地としても人気のセブ島があります。セブ島には語学学校などもあり、治安は比較的良いといわれていますが、場所によっては衛生面が気になる地域やストリートチルドレンが多い場所もあります。そのため、夜間の外出には気を付けましょう。

また、日本人が多く住んでいるタギッグ地域は、フィリピンでも最高レベルの治安の良さといわれています。街全体が新しく、高層ビルも多いことから警備員も多く安心して街を歩けるでしょう。

フィリピン首都マニラと他国の比較

2024年の世界平和度指数ランキング*では、フィリピンが163位中104位に位置しています。アジア諸国と比べると日本は17位、ベトナムは41位、台湾は43位、韓国は46位と続きます。

フィリピンは治安の良い地域が増えてはいますが、まだまだ犯罪などから身を守ることが大切です。

*参考:Global Peace Index 2024

フィリピン旅行・観光で気をつけるべきトラブル

フィリピン旅行・観光では以下のポイントを押さえてトラブルに気をつけましょう。

  • スリや置き引き
  • ぼったくり

フィリピンの人は基本的に温厚な性格ですが、なかには金品を狙ったりフレンドリーなフリをして盗みをするケースもあります。特に、人混みの中では注意が必要です。ポケットに入れたスマホや財布などはスリのターゲットとなってしまいます。

日本では当たり前に行っていることでもトラブルに発展する必要があるため、常に意識しておきましょう。

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フィリピンでトラブルに巻き込まれないようにするポイント

フィリピンでトラブルに巻き込まれないようにするにはいくつかポイントがあります。

特にスリ被害が多いため、現金は必要以上に持ち歩かないようにしましょう。ポケットに入れたスマホや財布はスリの標的になりやすいので、カバンは目に入る範囲で体に密着させ、肌身離さず持ち歩くなど工夫が必要です。

タクシーの乗車時にぼったくられるケースもあります。タクシーに乗る際は、事前に金額がわかる「Grab」という配車サービスを活用してください。夜間の外出は避け、スラム街といった危険な地域には近づかないようにすることも大切です。

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まとめ

マニラの治安は昔に比べると良くなっています。しかし、日本と比べるとまだ不安が残るのは事実です。フィリピンを訪れる際は、トラブルに巻き込まれないよう自分でできる対策はしっかりと行いましょう。

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