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フィリピンのおすすめ銀行3選 -日本語対応可能な銀行-

フィリピンへ移住する場合や不動産投資をする場合には、
フィリピンの銀行口座の開設が必須になります。

しかし、口座開設が初めてで英語に不安がある方はどこの銀行で口座を開設すれば良いか分かりませんよね。
今回は、日本語に対応している銀行と日本国内でも口座開設が出来るオススメの銀行をご紹介します。

フィリピンの大手銀行である「PNB」「BDO」「メトロバンク」は、
日本に支店があり日本語でサポートを受けることが可能です。

ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
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【日本で対応可能】フィリピンの銀行3選

BDO

BDO Unibank(BDO)は、1967年に設立したフィリピン最大手の資産規模・預金高・支店数のすべてにおいて国内トップクラスを誇る商業銀行です。SMグループ(ショッピングモール最大手SMグループ)傘下にあり、その商業ネットワークと連携しながら、個人・法人・投資家に幅広い金融サービスを提供しています。

フィリピン最大級の規模を誇るBDOは、国内支店1,128か所、海外拠点26か所、ATM設置数は3,600台以上でATM設置台数が国内で1番多いことが特徴です。

フィリピンで有名なSMグループという財閥に属しており、SMモールなどの大型ショッピングモール内にも支店があります。営業時間も、19時までと夜遅くまで営業している支店もあり土日なども現金を引き出しやすく便利です。また、フィリピンの銀行で最大規模のジャパンデスクを設けており、日本人シニア・アドバイサーなど約30名が所属し、そのうち10名以上が日本語での会話が出来ます。

BDOのメリット(プラス面)

1. 圧倒的なネットワークと信頼性
• 大都市・地方ともに支店・ATMが豊富
• SMグループ傘下の安定した経営基盤
• 海外送金(リミッタンス)業務にも強く、海外在住のフィリピン人(OFW)からの信頼が厚い

2. 外国人にも比較的開かれた口座開設対応
• 観光ビザでも口座開設可能な場合あり(条件付き)
• 日本語対応こそないが、英語でのコミュニケーションが可能なスタッフが多い
• 外国人顧客向けの預金商品や資産管理サービスも展開中

3. オンラインバンキングの機能性
• モバイルアプリの機能が充実
• 振込・光熱費支払・残高確認などがスマホから簡単にできる
• セキュリティレベルも比較的高く、ワンタイムPINやSMS認証あり

BDOの課題点(マイナス面)

1. 混雑と待ち時間の長さ
• 人気が高いため、支店窓口は常に混雑しがち
• 通常の口座開設・現金引き出しにも1時間以上かかるケースが多い

2. カスタマーサービスの対応にバラつき
• オンラインチャット・電話の対応がつながりにくい
• トラブル時の処理(誤引き落とし、振込ミス等)に時間がかかることもある

3. すべて英語対応、日本語非対応
• サポート、契約書、ウェブサイト、アプリはすべて英語表記
• 英語に不慣れな日本人にはハードルがある

BDOを利用する際のアドバイス(日本人向け)

1. 必要書類を事前に確認
– パスポート、有効なビザ、住所証明(居住証明書、電気代請求書など)を用意しておく

2. なるべく朝早い時間に支店を訪問する
– 午後は混雑しがち。開店直後が比較的スムーズ

3. モバイルアプリを積極的に活用する
– フィリピンの銀行手続きは対面よりオンラインが
圧倒的に楽!

PNB

Philippine National Bank(PNB)は、1916年にフィリピンの国立銀行として設立されました。
戦後からフィリピンが独立するまで、中央銀行業務を兼業してきました。
今でも、
国庫の役割を果たしておりユニバーサルバンクとして預金や貸金、外為などの業務も行っています。
国庫銀行の役割も担っているため、他の銀行にある倒産のリスクがなく
安心して利用出来ます。
日本には、東京と名古屋に支店があり日本人が常駐しています。

PNBのメリット(プラス面)

1. 日本との結びつきが強い
• 日本に支店(PNB Tokyo, PNB Nagoya)があるため、日本-フィリピン間の送金・口座管理が比較的スムーズ
• 一部の日本企業とのビジネス取引にも活用されている

2. 外国人にも比較的親しみやすい
• 外国人口座開設にも対応(必要書類が揃っていれば観光ビザでも可能なことがある)
• シンプルな預金商品が多く、複雑さが少ない

3. 海外送金と為替に強み
• OFW向けの送金ネットワークが広く、国際送金のスピード・手数料面で有利なことがある
• 外貨建て口座(特にUSD口座)や多通貨為替取引にも対応

PNBの課題点(マイナス面)

1. オンラインバンキングの使い勝手がやや弱い
• スマホアプリやウェブポータルがBDOやBPIに比べて古めかしい印象
• サーバーエラーやメンテナンス頻度がやや多め

2. ATM・支店の物理的数がやや少ない
• 地方の一部ではATMが見つかりにくいこともあり、現金引き出しが不便
• 他行ATM利用時に手数料が発生しやすい

3. サポート対応にばらつき
• 地方支店では英語対応力に差がある
• 問い合わせ時にたらい回しになるケースも報告されている

PNBを利用する際のアドバイス(日本人向け)
1. 日本-フィリピン間の資金移動を見据えるなら有力候補
– 日本国内のPNB支店を活用すれば、フィリピン側との連携がしやすい

2. 口座開設時は事前に必要書類を要確認
– パスポート、ビザ、ACR-Iカード、現地住所証明などが求められる

3. 大規模な資金運用よりは、生活資金管理・送金用口座として向いている
– 定期預金やファンド商品はあまり多くなく、保守的な印象

メトロバンク

メトロバンクは、BDOに次ぐフィリピン最大級の銀行です。フィリピンの全土に支店が953か所、2,300台以上のATMが設置されています。

商業銀行、投資銀行、リース、保険、証券、不動産、カード、旅行などの幅広い事業を展開していることが魅力です。

長年にわたり安定した経営を維持しており、フィリピン人だけでなく外国人にも一定の信頼を得ています。

日本の支店は東京と大阪にあり、日本からフィリピンへの海外送金サービスなどを提供しています。

メトロバンクのメリット(プラス面)

1. 外国人顧客に対する実績と安心感
• 駐在員や外資企業の法人口座開設実績が豊富
• 国際送金、外国為替(FX)サービスに強く、多通貨口座(USD/EUR/JPYなど)にも対応
• 担当者によっては英語でのきめ細かい対応も期待できる

2. オンラインバンキングとモバイルアプリの完成度が高い
• Metrobank Online および Metrobank App は、直感的なUIと機能性を兼備
• モバイルアプリでの振込、光熱費支払、残高管理、カードロック機能などが充実
• 多段階認証(OTP、指紋・顔認証など)によるセキュリティも強化されている

 3. 安定性・信頼性が高い
• 財務健全性が高く、銀行間の信用度もトップクラス
• 長年の運用実績があるため、企業や富裕層の信頼も厚い

メトロバンクの課題点(マイナス面)

1. 口座開設にやや時間と手続きがかかる
• 外国人向けにはACR I-Card(外国人登録証)や居住証明などが必須で、観光ビザでは基本的に不可
• 書類がすべて揃っていても、内部承認に数日かかることがある

2. 支店窓口はややフォーマルで敷居が高い
• 他行に比べて接客がきっちりしている反面、カジュアルな対応が少ない
• 特に地方支店では、マニュアル的で柔軟な対応が乏しいという声もある

3. 日本語対応なし、日本人には若干ハードルが高い面も
• サイト、書類、アプリすべて英語。日本語サポートはなし
• 銀行用語に慣れていない日本人にはやや難易度が高い

Metrobankを利用する際のアドバイス(日本人向け)
1. 口座開設は中長期滞在者向け
– ACR-Iカード(外国人登録証)の取得が事実上必須なため、観光滞在の短期者には不向き

 2. 最初は支店で担当者と顔をつないでおくと安心
– Metrobankは「担当者制」を重視しており、特に法人口座では初回対応が今後のサポートに直結する

 3. 法人・投資・外貨管理を重視する人には好相性
– 他行よりも外貨運用の選択肢が広く、投資家やビジネス利用者には強みあり

日本からフィリピンの口座開設する方法

PNBは、条件を満たす方であれば日本からでも口座開設が可能です。
BDO・メトロバンクは、日本からの口座開設は出来ません。

フィリピン国籍を持っていない場合の口座開設の条件は、
不動産購入や特別居住者退職者ビザ(SRRV)取得のためなどいろいろあります。

詳細は、銀行へお問合せください。

口座開設の流れは、ジャパンデスクまたは日本の支店に連絡し来店の日程を調整のうえ、
支店にて口座開設の申し込みをします。

口座番号がわかるまでは一週間程度かかり、ATMカードの発行はさらに期間がかかります。お急ぎの場合は、早めに手続きをするにしましょう。

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まとめ

今回は、日本語サポートのある銀行と日本でも口座開設が可能なオススメの銀行をご紹介しました。

フィリピン大手銀行の「BDO」「PNB」「メトロバンク」は、
ジャパンデスクや日本支店があり日本語で対応してもらえます。

BDOは、フィリピン国内でATMの数が1番多く、営業時間も長いため利便性が良いです。PNBは国立銀行としての歴史ある銀行で倒産の心配がありません。
メトロバンクは、BDOに次ぐフィリピン最大級の銀行で幅広い事業を展開しています。

日本国内からでも、「PNB」は条件を満たしていれば口座開設が可能です。
フィリピンでは口座開設した支店以外のATMを利用する際に、手数料が発生する場合があるため住む場所や職場の近くにATMがある銀行を選ぶようにしましょう。

これでフィリピン銀行の口座開設も安心して行えますね。

ぜひ、参考にしてみてください。

ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
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