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フィリピンマニラの新空港をブラカンに建設|パナイ島の空港も紹介

フィリピンのブラカン州では、2027年の開港を目指して新空港工事が進んでいます。首都のマニラにはニノイ・アキノ国際空港がありますが、設備が古く使い勝手も悪いことから、新空港の建設が長く議論されてきました。

この記事では、フィリピンのブラカン州に建設される新マニラ国際空港の詳細と、建設の現状を解説します。また、フィリピンのパナイ島にあるイロイロ空港など、その他の国際空港についてもまとめました。

新マニラ国際空港をブラカンに建設


新マニラ国際空港(NMIA)は、フィリピンのブラカン州西部に建設予定の国際空港です。ブラカン空港とも呼ばれ、2027年の開港を目指しており、完成すればフィリピン最大の空港となる予定です。

名称新マニラ国際空港(NMIA)
所在地フィリピン ルソン地方ブラカン州
所有者フィリピン政府
運営者株式会社サン・ミゲル
開港予定2027年

マニラ首都圏のパサイ市とパラニャーケ市の堺には、すでにニノイ・アキノ国際空港(NAIA)があります。しかし、各ターミナルが離れいることによる空港内アクセスの悪さや設備の古さ、慢性的な混雑といった問題から、利用者からは不満の声が上がっていました。

ドゥテルテ政権は2019年、新マニラ国際空港建設について複合企業大手の株式会社サン・ミゲルと契約を締結。空港新設により年間3,500万人以上の旅客獲得、100万人の雇用を見込んだうえで通商活動を活発化させる狙いです。

また、2023年にはフィリピンの財閥とアメリカのファンドからなる企業連合が、ニノイ・アキノ国際空港の改修計画に2,670億ペソ(約6,800億円)を投じることが発表されました。

新マニラ国際空港建設の現状

株式会社サン・ミゲルのラモン・アン社長は、新マニラ国際空港の工事進捗について2023年6月末時点で68.92%に達していると発表しました。

2024年4〜6月には空港の建設が進められ、2027年には予定通り開港する姿勢を見せています。

フィリピンにあるその他の国際空港

数々の島によって構成されたフィリピンでは、大小多数の空港が存在します。

以下にフィリピンの主要な空港をまとめました。

ニノイ アキノ国際空港(MNL)マニラ首都圏内のパサイ市とパラニャーケ市の堺に位置する国際空港
マクタン・セブ国際空港 (CEB)中部ビサヤ地方セブ州マクタン島中央部のラプ=ラプ市に位置する国際空港
クラーク国際空港(CRK)ルソン島パンパンガ州マバラカット市のクラーク経済特別区内に位置する国際空港
スービック・ベイ空港(SFS)ルソン島サンバレス州スービック経済特別区に位置する国際空港
イロイロ国際空港(ILO)パナイ島イロイロ州に位置する国際空港
ダバオ国際空港(DVO)ミンダナオ島のダバオに位置する国際空港(別称フランシスコ・バンゴイ国際空港)
プエルト・プリンセサ国際空港(PPS)パラワン島パラワン州のプエルト・プリンセサに位置する国際空港
バコロド=シライ国際空港( BCD)ネグロス島西ネグロス州のバコロド近郊に位置する国際空港

まとめ

7,000を超える大小さまざまな島で構成されたフィリピンでは、空港や海港が必要不可欠です。マニラのブラカン州では2027年の新空港開設に向け、着々と工事が進んでいます。新マニラ国際空港が開港すれば、フィリピン最大の空港となる予定です。

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