海外移住先として人気を集めるフィリピン。ネットで調べるとフィリピン移住の魅力が多く紹介されていますが「実際のところどうなの?」「後悔した例を知りたい」と気になっている人が多いのではないでしょうか。
この記事では、フィリピン移住で後悔した例や失敗したと感じた例を紹介します。失敗を避けるために事前に知っておきたいポイントも解説するので、この記事を参考に移住のイメージを掴んでください。
目次
フィリピン移住で後悔・失敗したと感じた例10選
フィリピン移住で後悔した例や後悔した例や失敗した例を10つ紹介します。移住後に「イメージと違った」と感じないよう、事前に把握しておきましょう。
言葉の壁から知り合いができにくかった
フィリピンでは英語のほかにタガログ語といった別の言語を使う人もいます。基本的には英語でコミュニケーションが取れますが、英語が習得できていない状態だと現地の人々と交流しにくいでしょう。
フィリピンで長く過ごすのであれば、日常会話レベルの英語の習得は必須と言えます。地元の文化に興味を持ち、勉強しておくことが重要です。
また、よりスムーズにコミュニケーションを取ったり、移住者をターゲットとした詐欺被害に遭わないためには他の言語も習得しておくのがおすすめです。
時間に対する感覚が異なりストレスを感じた
フィリピンにおける時間の感覚は“フィリピーノタイム”と言われ、日本と比較してゆったりしています。友人やビジネスパートナーが待ち合わせ時間に来なかったり、お店や公共施設のスタッフに待たされることもあるでしょう。
南国特有のゆっくりとした時間の流れという考え方もできますが、人によっては大きなストレスと感じるものです。この感覚は国民性と言えるので、フィリピンの文化を理解し適応していきましょう。
予定がある際は余裕を持ったスケジュールを組んだり、待ち合わせ時間は早めに伝えておくなど工夫が必要です。
マニラ・セブなど都市部は渋滞がひどく移動しにくかった
マニラやセブといったフィリピンの主要都市では、特に通勤時間を中心に渋滞が発生します。本来20分程の距離に1〜2時間かかる場合もあり、時間のロスに繋がることをストレスと感じる人は注意が必要です。
渋滞を避けたい場合は、おもな活動エリアを中心部から少しずらすなど工夫が必要です。可能な場合は車移動を避けたり、車を使う場合は代替ルートを知っておくのもよいでしょう。
危険な虫や野生動物の被害にあった
フィリピンに生息する虫や動物の中には、危険なものも存在します。身近な例だと蚊が挙げられ、デング熱などにより健康被害を受ける可能性があります。
特に地方では、中心部と比べ虫や動物に接触する機会が増えるため、なるべくリスクを避けたい場合は移住エリアの選定に注意してください。代表的な危険生物を把握し、虫であれば虫除けができるような対策グッズを用意しておくのもよいでしょう。
油っぽい・甘い料理が多く食事が合わなかった
フィリピンの料理には揚げ物やスイーツが多く、日本での食習慣に慣れている人にとっては適応しにくい場合があります。また、日本と比べると衛生環境が悪く、食事の際は水や生ものに注意してください。
移住前に現地の食文化について知っておき、機会があれば現地のレストランや食堂に行っておくとイメージに差異が出にくいでしょう。また、自炊を中心として健康的な食事を摂るのもおすすめです。
一方で油っぽい・甘い料理が好きな場合は、カロリーの摂りすぎにつながる可能性があります。
四季がなく暑い気候が続き適応できなかった
フィリピンは四季がなく、一年中暑い気候が続く地域です。四季の変化に慣れている日本人にっとては、気候の適応が難しいと感じることもあるでしょう。
年平均気温は26~27℃と半袖で過ごせる日が多く、3月~5月がもっとも暑くなります。12月~2月は比較的過ごしやすいやすいですが、暑さが苦手な人は注意してください。
フィリピンは島が多く地域によって気候が異なるため、事前に移住先の気候を知っておきましょう。
都市部と地方の医療レベルの差が大きかった
フィリピンの都市部と地方の差として挙げられるのが、医療レベルの差です。マニラやセブといった都市部では適切な治療が受けられますが、地方では医師の不足や衛生面の悪さから医療レベルに不満を感じる場合があります。
なるべく安心して過ごしたい場合は、事前に移住先のエリアの医療機関や緊急時に対応してもらえる医療機関を把握しておくことが大切です。
ただし、病院や薬局の費用が一定ではなく、医療費が高額になる可能性があることは覚えておきましょう。
詐欺に遭ったり金品を要求された
フィリピンでは、観光客や外国人移住者が詐欺のターゲットとして狙われやすい傾向にあります。タクシーや病院で高額な料金を要求されたり、知り合いや交際相手からお金の貸し借りを持ちかけたりする例が代表的です。
金銭が絡む場合は警戒心を忘れず、例え知り合いであっても安易にお金を貸したり金品を贈ったりしないことが重要です。
日本に比べると治安が悪く危険を感じた
フィリピンの犯罪率は日本と比べると高く、2022年時点で強盗は日本の約4倍、殺人は約6倍*という数値が出ています。特に観光地や都市部で目立つのは、日本人を含む外国人を狙ったスリやひったくりといったトラブルです。
しかし、治安の良し悪しはエリアによります。本当に近寄っていないエリアに対しては渡航中止の指定が出されているので、それらも踏まえて移住予定エリアの治安をよく確認してください。
信頼できる現地の人や現地のリアルな情報を持つ人に相談するのもおすすめです。
*参考:外務省海外安全ホームページ
フィリピン移住で後悔・失敗しないための対策4選
フィリピン移住で後悔・失敗した例に対する解決先を紹介します。移住後にギャップを感じないために、以下の4つの対策をしておくのがおすすめです。
フィリピンの文化を理解する
フィリピンの文化や国民性を事前に理解しておきましょう。「郷に入っては郷に従え」の感覚を持ち、適応することが重要です。地元の人々との交流を通じて文化的な違いを受け入れ、尊重する姿勢を持ちましょう。
英語・タガログ語を学ぶ
フィリピンでは基本的には英語を使いますが、タガログ語を使うシーンもあります。これらの言語を理解できないと、日常生活やビジネスにおいて言葉の壁を感じてしまいます。
移住者は英語の習得が最優先ではありますが、タガログ語が多く使われている地域もあるため、余裕があったら他言語を勉強しておくのがおすすめです。
現地の人と積極的に繋がる
フィリピン移住後に現地の言語や文化に慣れるためには、現地の人々と積極的に繋がることが大切です。地元のコミュニティへの参加は、現地の情報を得られるだけでなく、孤立感の軽減にも繋がります。ある程度のコミュニケーション能力が必要なことを心得ておきましょう。
地域や土地の特徴を知る
フィリピンは地域によって治安や公共機関のクオリティに差が出るため、よく調査したうえで移住先を決めてください。
気候の違いによる自然災害リスクや野生生物との遭遇リスクなども異なってくるため、さまざまな視点から特徴を知っておきましょう。また、ビジネス面では経済状況を理解しておくのも重要です。
老後のフィリピン移住のポイント
老後のフィリピン移住を検討しているに向けて、安定した生活を送るためのポイントを解説します。
もっとも重要なのは資金面で、フィリピンの物価や求める生活レベルを考慮して計画を立てる必要があります。予期せぬ出費や大きな病気にかかってしまったときの医療費にも対応できるよう、計画にはゆとりを持ちましょう。
資金に余裕がある場合は、不動産投資で家賃収入を得られるような環境を整えておくのもひとつの手です。
まとめ
フィリピンは移住先として魅力的な点もある一方でリスクも存在します。移住後にギャップを感じないためには、事前に現地の文化や国民性を知っておきましょう。
フィリピン移住や投資物件選びに失敗したくない方は、現地の情報を集めると同時に信頼できる不動産業者を見つけることが重要です。当社では海外不動産投資のためツアーや個別面談なども行っています。LINEにてお気軽にお問い合わせください。