フィリピン

フィリピンの給料事情は?平均月収・年収や日本人の働き方を解説

日本よりも物価の安いフィリピン。そんなフィリピンへの移住を考えたときに、給料や年収が気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フィリピンの平均月収・平均年収を、職業やエリアごとに解説します。日本人がフィリピンで働く場合の職業についても紹介するので、最後まで読んでみてください。

フィリピンは給料が安い?平均月収・平均年収は?

フィリピンで働く人の給料は、日本や欧米諸国と比較すると低い水準にあります。2024年のデータ*¹によると、フィリピンの平均月収は高く見積もって18,918PHP(フィリピン・ペソ)で、日本円にすると約5万円です。

これに基づく平均年収は267,190PHPで、日本円にすると約70万円に相当します。この年収は、生活費の安い地方では一定の生活ができる金額ですが、マニラなどの都市部では生活に支障が出る可能性があります。

一方、日本における2023年時点でのデータ*²では、平均年収は461万円です。よって、フィリピンの給料は日本の7分の1に近いことになります。

*¹参考:indeed
*²参考:国税庁公式サイト

職業別の平均年収

フィリピンにおける職業別の平均年収は、医療関連や科学技術など特定の知識や技術を必要とする職業が高い傾向にあります。ここでは一例を紹介します。

職種平均年収
医者約780,000PHP(約200万円)
エンジニア約560,000PHP(約150万円)
美容約430,000PHP(約110円)
介護・育児約400,000PHP(約100円)
運転手約210,000PHP(約55万円)
ハウスキーピング約200,000PHP(約52円)

なお、大卒初任給は平均10,000PHP(約2.5万円)〜20,000PHP(約5万円)と幅広く、どういった大学を卒業したかによって収入が大きく異なります。

フィリピンのエリア別平均賃金

平均賃金はエリアによって差が出ます。ここでは移住先として人気のエリアの平均賃金を解説します。

セブ島

セブ島はフィリピンのビジネス拠点の一つであり、観光業やIT業が盛んな地域です。セブ島での平均月収は15,000〜20,000PHP(約4万〜5万円)程度とされ、特にITやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング) 関連職は給与が高く、スキルや経験により収入は変化します。

マニラ

マニラはフィリピンの首都で、経済やビジネスの中心地です。平均月収は20,000〜25,000PHP(5万〜6万5千円)程度で、金融・営業・IT分野などではさらに高収入が期待できます。

物価や生活費も他の地域より高いですが、日系企業を含む外資系企業が発展しており、特に駐在員向けには住居手当や福利厚生が充実している傾向にあります。

日本人がフィリピンで働く場合の職業

日本人がフィリピンで働く場合は、下記のような職業が挙げられます。

駐在員として働く

日本企業の支社や関連会社の駐在員として働くケースです。特にマニラ首都圏では日系企業が発展しており、福利厚生や住居手当が充実している場合も多く、生活の安定が確保されやすい傾向にあります。

日本の現地法人で働く

日本企業の現地法人で働くケースです。部署によっては特に日本人が求められる場合もあり、現地法人の日本人従業員として、企業文化を調整する役割も担っています。

日本の企業に勤めリモートで働く

近年のリモートワークの普及により、日本の企業に所属しながらフィリピンで働くケースです。ITエンジニア・デザイナー・マーケティングなどインターネットを通じた業務が中心です。フィリピンに住んで生活費を抑えつつ、日本円で収入が得られる点が魅力です。

まとめ

フィリピンで働く人の給料は、日本と比べると低い傾向にあります。職業によっても大きく異なり、医師や駐在員は比較的高収入と言えます。また、日本人向けの仕事としては、現地法人での勤務やリモートワークが一般的です

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