海外不動産の購入が初めての方は、物件予約申し込みから支払い、売買契約締結の方法の流れが不透明であり不安を抱く方も多いのではないでしょうか。この記事では、海外不動産の購入の流れや注意点を詳しくご紹介します。
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新規物件購入申し込みの流れ
申し込みの流れは、まず対象の物件を押さえるために物件予約が必要です。必要書類の提出と代理店へ予約金・手数料の支払いを行います。支払完了後概ね2週間~2か月後に発行される契約書にサインをし、デベロッパーへ返送することで売買契約が完了となります。
必要書類の提出
物件予約を行うため、必要情報と書類を揃えデベロッパーへ提出します。物件予約に必要な書類は基本的に以下の通りです。(デベロッパーにより提出必要情報及び証明書等は異なります。事前にしっかりデベロッパーに確認しましょう。)
必要情報
・ローマ字氏名、生年月日、英語住所、メールアドレス、電話番号(国番号+81を加えたもの)
必要証明書
・パスポート(パスポート保有していない場合原則申込不可)
・住所証明証(英訳が必須です。運転免許証、住民票もしくは公共料金支払い証明書等)
要件:二つとも予約時から起算して半年以上有効期限が残っていること。
予約金含めた初期費用支払
予約金はデベロッパー毎に金額が変わってきますが約2万ペソ程度(フィリピン納税者番号取得費用も含め日本円で約5万円)が一般的な金額です。原則、予約金を支払った後の返金はいかなる理由でもなされませんので十分に注意しましょう。
デベロッパーに支払う予約金と合わせ、代理店に仲介手数料(販売手数料)を所定の金額支払うのが一般的です。
仲介手数料金額関しては厳密な取り決めはなく代理店によって異なりますが物件金額の4-6%が一般的な数字でしょう。6%を超えるような場合、販売手数料分の利益が取り返せなくなる可能性が生じますので注意しましょう。
予約の完了〜デベロッパーからの契約書発行
予約金の支払い完了後、デベロッパーの規模や現地の状況により前後しますが売買契約書が発行と手元に到着するまでに2週間〜2ヶ月を要します。
売買契約書がデベロッパーから届いたら指定の部分へサインの記入を行います。また、必要に応じて代理店などのサポートを受けながら記入していきます。
自分の個人情報(氏名、住所、生年月日、パスポート番号等)、購入物件の情報(部屋番号や号棟名、平米数、契約金額、完成年月、月々の支払い金額とスケジュール等)の確認を入念に行うようにしましょう。サイン後記入漏れがないか入念にチェックした後デベロッパーに返送します。
信頼のおける代理店を見つける
予約金はじめ物件への支払の際に、ある代理店から購入し、支払ったお金が騙し取られた等被害に合うケースが散見されます。購入の前に、しっかりと事前に可能な範囲で情報を調べ、なるべく販売実績を直接確認の上、自分が信頼できると判断した代理店から購入するようにしましょう。
まとめ
今回は、フィリッピン不動産を購入する際の申し込みの流れ、購入時の注意点をご紹介しました。
購入の流れは、まず必要書類の提出と日本の代理店を通じて予約金の入金を行い売買契約書へのサイン、デベロッパーへ返送することで売買契約の締結となります。
注意する点として、詐欺に合わないようため、また不動産という中長期で保有運用していくものであるため、売り切りではなくしっかりその期間サポートしてくれる信頼と実績のおける代理店を見つけることが肝心です。
売却や賃貸を行う際に必要な登記簿の発行には時間が掛かるため余裕を持って早めに準備や代理店との相談を行って行きましょう。
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役(CFP®認定者)
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。
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