教育移住先として近年注目されているフィリピン。観光地としても有名なマニラやセブ島にもインターナショナルスクールがあり、海外へ教育移住し子育てするのに人気の都市です。一方で「フィリピンが教育移住におすすめな理由は?」「注意すべきポイントは?」と不安に思う人も多いかと思います。
この記事ではフィリピンが教育移住におすすめな理由や、移住する際に注意したいポイントを解説します。フィリピンへ教育移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
フィリピンが教育移住におすすめな4つの理由
フィリピンが教育移住におすすめな理由を4つの観点から解説します。
1.教育のためのビザが取りやすい
フィリピンの観光ビザは、短期の教育移住でも手軽に取得できます。観光ビザは申請を繰り返せば、最長3年滞在できます*。学位の取得が目的でなければ、観光ビザを取得したうえで特別就学許可 (Special Study Permit)を取得し現地での入学も可能*¹です。
現地で就労する場合は観光ビザではなく就労ビザが必要になるため、親御さんは滞在目的にあわせてビザを取得しましょう。
*フィリピン共和国大使館HP-その他のビザ・カテゴリーとビザの延長について
2.日本より教育費を抑えやすい
日本のインターナショナルスクールの費用は年間約150~300万円ほどが一般的ですが、フィリピンは約50~100万円ほどと安くすみます。
習い事も日本より安く受けられるものがあり、日本でおなじみの公文(KUMON)も日本より低価格です。フィリピンは学費や習い事も安価に抑えられるため、お子さんの学力や視野を広げられる環境です。
3.英語レベルが高く学習しやすい
フィリピンの公用語は、フィリピンの言語であるタガログ語と英語です。フィリピンはビジネス英語力がトップになったこともあるほどの英語力で、フィリピン人の多くが英語でコミュニケーションできます。学校だけでなく生活の中でも英語を学習しやすい環境です。
4.子どもに寛容で子育てしやすい
フィリピンには母親1人だけでなく近隣住民も子育てをサポートし、子どもを見守り育てる文化があります*。わが子のように子どもを歓迎し可愛がってくれる人も多いため、あたたかい環境で寛容に子育てできるでしょう。
また日本とは違った温暖な気候のため、自然や文化に触れられる点も魅力です。子どもがいきいきと過ごしながら、視野を広げられる環境です。
*在日フィリピン人母の異文化における子育て支援に関する探索的研究
フィリピンへ教育移住する際の注意点
フィリピンへ教育移住する際に注意したいポイントをまとめました。
インターナショナルスクールが少ない都市もある
教育移住で人気のセブ島はフィリピン第二の都市でありながら、インターナショナルスクールは3校のみと選択肢が限られます。
第一の都市である首都マニラは10校以上選択肢があるため、居住したいエリアやお子さんの教育方針に合わせて十分に検討してみてください。
英語力がないと入学しづらい学校がある
フィリピンには、入学要件として年齢相応の英語力を求められる学校があります。フィリピンの学校の基準に合った英語力が身についていないと入学できないため、入学前の事前学習をおすすめします。
幼児であれば高い英語力を求められないため、小学校入学前から入学するのも1つの選択肢です。
日本での受験が不利になる可能性がある
高校や大学などで受験を考えている場合、帰国の時期によっては日本の学習が遅れて受験にも不利にはたらく可能性があります。そのため、将来を見越して計画的に教育移住を検討する必要があります。
日本語や日本の常識のフォローが必要である
幼少期からフィリピンに教育移住する場合、日本語や日本の常識に触れにくい環境へ身を置くことになります。特に日本の高校や大学に進学する場合は、日本の学校の学習内容や教育に慣れておくのが理想的です。
そのためには、フィリピンにいるうちから現地の塾で日本語の学習をしたり、本などで日本の常識を学んだりしておくのがおすすめ。事前に日本に戻る時期を決めておき、帰国してからも日本の環境に馴染めるようなフォローが重要です。
日本人が通える現地の学校
日本人が現地で通える学校としては、2つの選択肢があります。
- インターナショナルスクール
- プライベートスクール
インターナショナルスクールは外国籍の子どもを対象とした学校で、国際的な英語力を身につけられます。
プライベートスクールは現地の私立学校のことを指し、英語の授業はもちろん、各校で独自のカリキュラムを提供しています。現地の同級生たちと交流する機会を増やしたい場合にもおすすめです。
日本人学校もありますが、教育移住で英語力を重視したい場合は「インターナショナルスクール」「プライベートスクール」から検討してみてください。
事前に英語学習を進めると入学しやすい
入学時に英語力が必要とされる学校の場合、フィリピンへ教育移住する前に英語学習を進める必要があります。入学に必須でなくても英語を身につけておけば、入学後の生活に慣れやすいでしょう。
教育移住前の準備として、年齢相応の現地での学習に問題ないレベルの英語力を身につけておくのがおすすめです。
まとめ
フィリピンは英語が公用語であるため、英語教育でお子さんの教育移住を考えている方におすすめの国です。観光ビザでも入学が可能で、日本よりも教育費を抑えられるのも魅力です。
しかし、英語力がないと入学できない学校があったり、帰国のタイミングによっては日本での受験が不利になる可能性がある点には注意と対策が必要です。
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