フィリピンは温暖な気候、美しい自然、ビジネス・投資のチャンスが豊富な国です。「将来はフィリピンで暮らしたい」「家族と一緒に永住したい」と考えている人も多いはず。
この記事では、フィリピンで永住権を取得する方法や、投資特区のAPECOプログラムの活用法まで徹底解説します。
この記事を読むことで、どのビザを選ぶべきか、何を準備すればよいかが明確になります。
ビザの種類は様々ですが今回はAPECO、クオータービザ、SRRVの3つを紹介していきます。
目次
APECO(アぺコ)
APECOとは、オーロラパシフィック経済区および自由港庁という政府機関の通称です。
フィリピン最大の島であるルソン島中部に位置するエリアを管轄しており、自然に恵まれた高級リゾートの開発や自然環境保全に配慮したエコロジーエネルギーの生産、自由貿易港等の開発が進められています。
- 特区で投資すると永住に近づく、いわば“投資家のVIPパス”
想像してみてください。
フィリピンの自然豊かなオーロラ州に広がる特区(Aurora Pacific Economic Zone)
ここは「経済開発を後押しする」ために作られたエリアで、投資する人には特別な扱いが与えられます。
その特別な扱いが、APECOビザ。
APECOが選ばれる理由
- 特区に投資する → 特別な在留資格がもらえる
- 家族も一緒に永住に近い滞在ができる
- 税制優遇やビジネス上のメリットも期待できる
ざっくり言うと
「特区でビジネスや投資を応援してもらえる代わりに、長く住める権利が手に入る」という仕組み。
費用イメージ
投資家向けビザなので、投資額は数千ドル〜数十万ドルと幅があります。(事業内容や特区の要件によって変わります)
- こんな人に合う!
- フィリピンでビジネスをしたい
- 実体のある投資をしたい
- 特区での優遇制度を活用したい
- 永住権クラスの長期滞在を狙っている
“事業しながら暮らす”という選択をしたい人には、とっても理にかなったビザです。これらのプログラムに参加することで永住権を取得することができます。
取得方法とポイント
APECOを取得するにはオーロラパシフィック経済区で展開されている経済振興プログラムに参加する必要があります。
フィリピンに経済貢献する代わりに永住権がもらえるという仕組みです。
- 世界に数十枠しかない「エリート枠」
まるでプレミアチケットのようなビザ!
クオータービザをひとことで言うなら、
「発行枠が少なくて入手困難。でも手に入ると超強力」
これです。
世界中で「資産がある」「専門スキルがある」「国に貢献できる」
そんな人にだけ毎年わずかに発行される“レアビザ”。
- クオータービザの魅力
- 永住権に限りなく近いステータス
- 家族も帯同できる
- 就労・投資も自由度が高い
※ただし、申請者が殺到しやすいので「書類完璧+タイミング勝負」 の世界。
費用イメージ
- 資産証明(銀行預金・投資証明など)が必要
- 申請手続きは専門家を使うケース多し
一般的には “一定の資産を持つ人向け” のビザと理解してOKです。
- こんな人に合う!
- 永住に近いビザを最短で狙いたい
- ビジネスや投資の自由度を重視
- 他の人が持っていない稀少ビザに魅力を感じる
- 資産証明ができる
“エリート枠” と聞いてドキッとした方は、多分このビザを調べる価値ありです。
年齢制限はないので誰でも取得でき、ビザを取得した後の更新期間も1年のところが多い中で、このビザは5年と長いところもポイントです。
より長く滞在する予定がある方にはおすすめです。
クオータービザ
クオータービザはフィリピンに長期滞在する際に利用できるビザの一つです。
- 50歳からの「南国スローライフ」チケット
フィリピンで最も人気のある“永住系ビザ”といえばこれ。
SRRVは PRA(退職庁) が発行しているリタイアメントビザで、
「ゆったり住みたい」「老後を海外で過ごしたい」
そんな願いにピッタリ。
- SRRVが愛される理由
- 預金(デポジット)を用意するだけで取得しやすい
- 家族も一緒
- 永住にかなり近い自由度
- 税制優遇がある場合も
- 不動産への転換(預金→投資)ができるタイプも存在
費用イメージ
- 50歳以上+所定のデポジット(例:10,000〜20,000USD以上)
- 年金受給者向けのカテゴリもある
※2025年はデポジット額改定の動きがあるため必ず最新情報チェック推奨
- こんな人に合う!
- 南国でセミリタイアしたい
- 年金と預金を活用して安全に長期滞在したい
- 配偶者や家族を帯同したい
- 静かで自由な生活が理想
退職後の「第二の人生」を南国で、というライフスタイルに最高です。
取得すると1年間フィリピンに滞在することができ、また更新手続きをすれば継続して使用できるのでおすすめです。
取得方法とポイント
クオータービザを取得する際の年齢制限ですが、SRRVだと35歳以上からに対しクオータービザは20歳以上と低く、結婚などの条件も特にないの誰でも簡単に申請が可能です。
クオータービザを取得するとフィリピン不動産投資における幅も広がります。投資家自身がフィリピンに滞在していれば、空室期間は物件を自己利用することができ、例えばある物件に投資し半年は賃貸を繰り返して、残りの半年は自己利用で滞在するという運用が可能になります。
このビザの特に良いところは更新費用がかからないところです。フィリピンに長期滞在する際のビザは様々なものがありますが、クオータービザ以外は基本的に更新費用がかかります。もちろん更新手続きは必要になってくるので、フィリピン側が指定した期間は、現地に滞在している必要があります。
デメリットは?

特に人気があり希望者が多いクオータービザですが難点があるのでご紹介します。
世界的に珍しい“永住権買える系”ビザだが、1カ国につき年間50名までの超狭き門。申請タイミングを逃すと翌年まで待ち…ということも。
まずはビザ申請してから審査を受けるまでの手続きに時間を要することです。
フィリピンに長期滞在するにはビザを取得する必要がありますが、その審査で1ヶ月以上かかるなど長期に渡ることが多いです。
必要書類の提出や審査の期間も合わせると何ヶ月もかかってしまうので、余裕を持って手続きするようにしましょう。
またクオータービザを申請するには、
フィリピン政府が指定する銀行口座へ5万USドル以上(日本円で約550万円)のお金を預け入れ、残高証明書を提出する必要があります。さらに弁護士費用まで加算されるため、
“永住権=資産”として考える人じゃないとかなり痛い出費。
事前に多額の現金を用意しておかなければならないのでしっかり把握しておきましょう。
そしてこのビザはフィリピン政府が認可した国の国民に対して発行されるビザです。
また「何をどう見てるの?」と誰もはっきり言えないくらい審査基準が非公開。人によって提出書類の要求内容も違うため、運要素が強め。
ですが、このビザは更新料がかからないので人気があり希望者も多いので、審査を通過できない可能性が大きいです。
SRRV(リタイアメントビザ)
SRRVとは特別居住退職者ビザのことで、
その名の通り基本的には退職した人を対象とするビザになっており35歳以上であれば取得可能です。
取得費用として、預託金といって35歳から49歳は5万ドル(日本円で約550万円)、50歳以上は2万ドル(日本円で約220万円)の預入れ金が必要になります。
SRRVは1つの預託金で同伴家族2名(合計3名)まで含まれるのがメリットです。
取得方法とポイント
SRRVを取得するには4つの条件があります。
①35歳以上であること
②犯罪経歴証明書
この書類は犯罪を犯したことがないという証明書でフィリピンの日本大使館か日本の警察署で発行してもらうことができます。ですが書類発行までに2、3ヶ月と長い期間がかかるので日本で手続きした方が早く済みます。
③健康診断書
何らかの病気にかかっていた場合、ビザの発行は許可されないので事前に医療検査をする必要があります。日本で受診することも可能ですがフィリピン大使館からの認証に時間がかかるので、フィリピンの病院を利用することをおすすめします。
④預託金
ビザ申請の前にフィリピン退職庁が認定する銀行に送金し、その証明書を申請の際に提出します。
SRRVを取得するにはたくさんの準備する必要があり、大変と思うかもしれませんが他国と比べると取得条件は優しいので手を出しやすくおすすめです。
なぜ今、フィリピン永住が注目されているのか?
近年、日本人の間でじわじわ人気が高まっている「フィリピン永住」。
その理由は、ただ“南国でのんびり暮らせる”からではありません。
2025年の今だからこそ、選ばれる理由がしっかり存在します。
まず、フィリピンは東南アジアでもトップクラスの経済成長国。
マニラやBGCは東京と並ぶ勢いで開発が進み、
外資企業もどんどん進出している状態です。
さらに英語圏なので、語学の壁が低く、
日常生活のほとんどを国際標準の“英語だけ”で乗り越えられる点も魅力。物価も日本の半分ほどで、生活水準を落とさず快適に暮らせるのも人気の理由です。
そして何より大きいのは——
「フィリピンはアジアで最も永住権が取りやすい国のひとつ」という事実。他国の永住権取得が年々厳しくなる中、
フィリピンにはまだ“現実的な条件”で挑戦できるビザが存在します。
ビザ選びを間違えないための心構え
フィリピンの永住ビザは、国際的に見ても非常にユニークで、
「投資型」「枠型」「デポジット型」と、
目的やライフスタイルに応じて選択肢が広く用意されているのが大きな魅力です。
ただし、どのビザにもメリットの裏には必ずデメリットがあり、
向いている人・向いていない人がハッキリ分かれるというのも事実。
- 事業で攻めたい人は APECO
- できるだけ早く永住したい人は クオータービザ
- 資産を守りながら穏やかに暮らしたい人は SRRV
というように、あなたがどんな暮らしを目指すかで“最適解”は変わります。
そしてもうひとつ大切なのは、
ビザ制度は毎年アップデートされるという点です。
特に2025年以降は外資誘致が強化されており、
要件が変わったり新しい制度が導入される可能性も十分あります。
だからこそ、最新の正しい情報を集め、
あなたの目的に合うビザを選ぶことが、成功移住の第一歩になります。
フィリピンでの永住は、“ハードルが低いのに、得られる自由度が大きい”という、非常に貴重な選択肢です。
ビザさえ合っていれば、生活の選択肢も、働き方も、投資の幅も一気に広がります。
まとめ
フィリピンに移住・長期滞在を考えている人はビザの申請が必要になります。
ビザの種類は様々で、プログラムに参加することで得られる「APECO」や更新費用のかからない「クオータービザ」、35歳以上の人が取得できる「SRRV」を紹介しました。
その中でも特に人気があるクオータビザは20歳以上から取得でき、
更新手続きをすればその費用はかからず長く滞在できるのでおすすめですが、毎年50人限定なのでなかなか難しいのが現実です。
あなたが描く未来にピッタリのビザを見つけて、
フィリピンでの新しい生活を、ぜひ前向きにスタートしてみてください。
ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。








