投資の一つとして、海外の不動産投資が注目されています。いざ、海外不動産投資を始めようとしたとき「海外の不動産を買うにはどうすればいい?」「どんなメリット・デメリットがあるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、海外不動産の購入手順や、メリット・デメリットを解説します。リスク対策も紹介しているので、ぜひ海外不動産投資準備の参考にしてください。
目次
海外不動産投資とは?
海外不動産投資とは、海外の不動産を購入し、資産を運用する投資方法です。海外の住宅を購入し賃貸収入を得たり、将来的な値上がりを期待して売却することが一般的です。また、為替変動によって利益を得られる場合もあります。
資産を分散することでリスクを抑えられる点や、経済成長が期待される国の物件を保有することで高い利益を得られるのが魅力の一つです。
一方で、海外不動産投資にはその国の不動産市場や税制の知識が求められるため、事前に十分な調査が必要です。さらに、現地の不動産会社に管理を依頼するため、信頼できるパートナーの選定も重要になります。初心者が始める際には、まずリスクとリターンのバランスを理解し、慎重に進めることが大切です。
海外の不動産を買うには?
海外不動産を購入する際には、信頼できる仲介会社やデベロッパーの選出が重要です。また、現地視察で物件や周辺環境を確認することで、購入後のリスクを軽減できます。
信頼できる仲介会社・デベロッパーを探す
海外不動産投資では、信頼できる仲介会社やデベロッパーを見つけることが重要です。海外の不動産事情に精通し、購入後もサポートしてくれる会社を選ぶことで、投資リスクを大幅に軽減できます。また、現地の法律や手続きに精通しているかも重視しましょう。
海外拠点がある日本の大手企業や、現地に強いネットワークを持つ不動産会社も選択肢に入れるのがおすすめ。これまでの実績や現地での評判などを参考にすると、信頼性の高い会社を見つけられます。
希望物件の現地視察
希望する物件を実際に見に行くことも、海外不動産投資において大事な工程です。物件の雰囲気や周囲の環境、アクセスなど実際に確認できます。現地に足を運ぶことで、地域の発展の可能性や住みやすさを判断しやすくなります。
契約・物件購入
購入決定後は正式な契約を行い、物件の所有権を取得します。契約の際は、専門家から現地の法律や税制に関するアドバイスを受けながら進めるようにしましょう。
契約締結後、物件の引き渡しが完了すると購入手続きは一通り終了です。購入後は物件管理や賃貸運営について、現地の管理会社との連携が必要になります。
海外不動産投資のメリット3選
海外不動産投資にはさまざまなメリットがあります。おもなメリットを3つにまとめました。
1.海外の不動産価格が上昇しているので利益が見込める
直近、多くの国や地域で不動産価格は上昇傾向にあります。経済成長が著しいアジアや中南米では、都市化やインフラの発展に伴って不動産の需要が高まっているため、価格上昇が期待できます。
日本国内に比べて、資産の成長率が高い物件が多いのもメリットの一つです。観光業が発展している都市では商業エリアや住宅地の需要が増加し、不動産価値の上昇に期待できます。
購入した物件が値上がりしたタイミングで売却することで、キャピタルゲイン(売却益)が得られるため、長期的な資産形成が期待できます。
2.人口が増加しているので継続的な家賃収入が得られる
人口が増加している地域では住宅需要が高まるため、家賃収入を安定的に得られる可能性が高くなります。経済が発展する地域では所得も増加し、より高い家賃設定が可能になることが多いため、収益性が上がりやすいです。
また、若年層の多い国々では、将来的に人口ボーナスによる賃貸需要の持続が見込める点も大きなメリットといえます。
3.海外不動産に投資することで資産分散できる
資産を異なる国や通貨で分散させることは、投資リスクを軽減するうえで重要です。国内経済や不動産市場に依存するリスクを避け、異なる市場環境の中で資産を保有することにより、安定した資産運用ができます。
例えば、国内市場が低迷しても、海外市場が成長していればリスクを軽減できます。また、米ドルやユーロなど、円に対して強い通貨で資産を保有すると、将来的な日本円換算での価値が上がる可能性もあるため、リターンの向上が期待できるでしょう。
海外不動産投資のデメリットとリスク対策3選
海外不動産投資にはメリットだけでなく、国内投資とは異なるリスクもあります。デメリットをよく理解し、適切な対策をとりましょう。
1.銀行での融資がスムーズにいかない
日本の金融機関では、海外の不動産投資への融資は敬遠されがちです。これは、担保の評価が難しく、リスクが高いとされているためで、融資が受けられない場合もあります。
また、現地の銀行で融資を申し込む場合も、海外不動産実績がない場合は断られることも少なくありません。融資可能な場合も融資条件が厳しいことが多く、予想していた以上に金利が高くなる可能性があります。
このような状況に備え、自己資金を増やして購入を検討したり、現地での融資に強い仲介会社を利用して対応する方法があります。外国人投資家をサポートする日本の大手金融機関を利用できるか、事前に確認しておくと安心です。
2.信頼できる管理会社を見つけるのが難しい
現地での不動産管理には信頼できる管理会社が必要ですが、海外で信頼できる管理会社を見つけることは難しい場合もあります。
例えば、物件管理が適切でなかったり、住居トラブルに誠実に対応でないと、物件の価値や魅力が損なわれてしまいます。また、外国の管理会社と日本の基準が異なるため、管理の質にギャップが生じることもあるでしょう。
信頼できる管理会社を見つけるためには、実績や評判を確認することが大切です。仲介会社の情報と評判をしっかり確認して、契約内容や管理範囲を明確に定めることがトラブル防止につながります。
3.為替相場の変動によるリスクが生じる
海外不動産投資では、現地通貨と日本円の為替変動によるリスクがつきものです。為替が変動するたびに投資物件の価値や収益が変わるため、場合によっては想定していたリターンを下回ることもあります。
円高になると日本円での収益が減少し、逆に円安であれば収益が増加するため、投資リターンが安定しにくくなります。
こうした為替リスクに対応するには、為替ヘッジが可能な商品を利用するか、複数の通貨での分散投資を行うことが有効です。また、投資期間を長期とし、短期的な為替の影響を抑えることで、安定した運用を目指せるでしょう。
海外不動産投資に向いている人
ここでは、海外不動産投資に向いている人の特徴を解説します。
海外移住を考えている人
将来的に海外移住を考えている人は、海外不動産投資がおすすめです。国によって条件がことなるものの、その国の不動産を所有することで永住権の取得やビザの発行がしやすくなります。
また、移住した際に購入した物件に住むこともできるので、海外移住を考えている人はメリットが大きいと言えます。
投資資金に余裕がある人
海外不動産投資は初期費用が高くなることが多いため、資金に余裕を持って始めましょう。特に海外での融資を利用する場合、金利が日本よりも高く設定されることがあります。そのため、自己資金が多いとより有利な条件で投資を進められます。
さらに、物件購入に加えて、現地での管理費用や物件維持費用なども発生するため、余裕のある資金計画が重要です。資金に余裕があれば、急な費用が必要になった場合でも余裕を持って対応でき、投資が安定します。
英語・現地の言葉を話せる人
英語や現地の言葉を話せる人は、海外不動産投資をスムーズに進めやすいです。契約書や取引の詳細を正確に理解できるので、予期せぬトラブルを回避しやすくなります。
また、管理会社や仲介業者と直接コミュニケーションがとれると、管理や手続きもスムーズに進められます。
現地の情報収集が容易になり、不動産市場の動向や経済の変化も把握できるため、適切な投資判断が可能です。もし言語に自信がなければ、信頼できる通訳やコンサルタントをパートナーにするのもおすすめです。
海外不動産購入でおすすめの国はフィリピン
フィリピンは、近年の経済成長と人口増加が著しく、海外不動産投資先として世界から注目されています。都市化が進むフィリピンは住宅需要が増加しており、特に首都マニラ周辺やセブ島などの主要エリアでは、物件価格の上昇が見込まれています。
また、人口の約半数が30歳未満と若い世代が多く、経済活動が活発化するにつれて賃貸需要が高まる傾向にあります。
フィリピンは公用語が英語でコミュニケーションが取りやすいため、物件購入がスムーズに進められる点も魅力です。観光業やアウトソーシング業の発展が加速しており、観光客や企業の社員向けの賃貸物件も人気です。購入条件に関しても比較的柔軟で、コンドミニアムなら外国人が所有できるため、投資先としての選択肢が広がります。
まとめ
海外不動産投資は、資産分散やリスク軽減の手段として注目されています。フィリピンなど経済成長や人口増加が著しい国で不動産を購入することで、高い利益を得られる可能性があります。余裕のもった資金、信頼できる管理会社を見つけるなどのポイントを押さえつつ、メリットやデメリットを理解して海外不動産投資を始めましょう。
フィリピンでの投資物件選びに失敗したくない方は現地の情報を集め、信頼できる不動産業者を見つけることが重要です。当社では海外不動産投資のためツアーや個別面談なども行っています。LINEにてお気軽にお問い合わせください。