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セブ不動産投資のリスクが高い?やめとけと言われる理由や失敗する人の共通点は?

「セブ島の不動産、儲かるって聞いたけど、実際どうなの?」「やめとけって声もあるけど、なぜ?」こういった疑問を抱えている方は少なくありません。特に近年、日本人投資家の間でも注目度が高まっているフィリピン・セブの不動産市場ですが、その一方でリスクも確かに存在します。

この記事では、なぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由やリスクを具体的に解説しながら、本当にやめるべきなのか、あるいは視点を変えれば有望な選択肢になりうるのかを一緒に考えていきます。

セブ不動産投資の3つのリスク

セブ不動産投資におけるリスクを把握していると、対策を講じやすくなります。対策を講じてリスクを軽減できれば、不動産投資の成功率を高めることができます。

①賃貸管理

セブで不動産投資をする上で、見落とされがちだけれどとても重要なのが「賃貸管理」のリスクです。物件を買って終わりではなく、その後に誰かに貸して、しっかりインカムゲインを得る必要があります。

ただでさえ日本より遠い国で管理しずらい状態なのにも関わらずフィリピン人は日本人ほど几帳面じゃありません。
現地の管理会社が連絡をくれなかったり、入居者のトラブル対応が遅かったりすることも珍しくありません。
Airbnbのような民泊も人気ですが、チェックインや清掃、トラブル対応など、運用体制がしっかりしていないと低評価につながることも。

成功している人は、「信頼できる現地の管理パートナーを事前に見つけている」という共通点があります。

買ってから考えるのでは遅いので、管理体制も含めて投資判断することが大切です。

②エリア選定

セブには「都市」と「リゾート」が混在しており、セブ不動産の主な投資対象エリアは、以下の2つに大きく分けられます。

セブシティ(Cebu City)
経済・行政・生活インフラの中心地。高層ビル、ショッピングモール、病院、大学などが集中し、都市生活に便利です。

マクタン島(Mactan Island)
セブ国際空港があり、リゾートホテルやビーチが点在する観光地。外国人観光客が多く、リゾートコンドミニアムが多いエリアです。

ですが、この2つのエリアにはそれぞれ注意点があります。

たとえば、マクタン島は見た目はきれいでも、生活に必要なお店や病院が少ない場所もあります。観光客向けに短期で貸すのがメインになるので、観光が減った時には収入が落ちるリスクもあります。
逆に、セブシティは生活には便利ですが、海が見える物件は少ないです。場所によっては交通の便が悪かったり、治安が心配なところもあるので、細かく調べてから決める必要があります。

また、セブシティとマクタン島は橋でつながっていますが、朝や夕方はかなり渋滞します。入居者にとって、通勤や移動が不便だと、借りてもらえないこともあります。

③建たないリスク

セブで不動産投資を考える際に、意外と見落とされがちですが、非常に大きなリスクのひとつが「物件が完成しない」というリスクです。

特に、プレビルドと呼ばれる完成前に販売される物件を購入する場合、このリスクは無視できません。
もちろん、信頼できる大手のデベロッパーや、過去にしっかりとした実績のある会社であれば、建物が予定通り完成する可能性は高いです。実際、セブでもきちんと期日を守って引き渡しを行っている優良企業は存在します。
ただし、それでも日本と同じ感覚で安心してしまうのは危険です。

•デベロッパーの資金繰りが悪化して工事がストップ
•建設に必要な許認可が取れていなかった
•思ったほど販売が伸びず、着工のめどが立たない
•過去に同様のトラブルを起こしている業者だった

こういった背景を知らず、「海が見えるから」「価格が安いから」と安易に購入してしまうと、長期間何の収益も得られないまま、お金だけが動いてしまうことになります。

このリスクを避けるために最も大切なのは、デベロッパー選びです。
できれば自分の目で現地を見に行き、モデルルームや工事の進捗、会社のオフィスなども確認しておくと安心です。

「買ってから心配する」のではなく、「買う前に信用できるか確かめる」
この姿勢が、セブ不動産投資を安全に進めるためのポイントになります。

セブ不動産投資のリスクを減らすための4つのポイント

セブでの不動産投資には魅力も多くありますが、同時にリスクも存在します。
大切なのは、それを正しく理解し、最初の判断で回避できるリスクはできるだけ潰しておくことです。

① 必ず現地に一度は行く

パンフレットやネット情報だけで判断せず、自分の目でエリア・建物・周辺環境を確認することが基本です。
写真や地図では魅力的に見えても、実際にその場に立ってみないと分からないことが本当にたくさんあります。たとえば、日中の雰囲気は良くても、夜になると人通りがなく不安を感じるエリアだったり、「空港から近い」と書かれていても、渋滞で実際は1時間以上かかる場所だったりします。
また、海が見える部屋は今も非常に人気があります。
観光客や富裕層のニーズも高く、「オーシャンビュー」は資産価値のポイントにもなります。
ただし、“人気がある=収益が安定する”とは限りません。
実際に現地を歩いてみると、「生活には不便そうだな」と感じることもありますし、建物の周囲に何もなかったり、物件が密集していて思ったより景観が悪いこともあります。

弊社では海外不動産投資のためツアーや個別面談なども行っています。LINEにてお気軽にお問い合わせください。

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② デベロッパーの「過去の実績」を調べる

物件を選ぶ前に、その会社が過去に何棟建てて、遅延がなかったか、完成した物件の評判はどうかを必ず確認しましょう。
また、見落としがちなのが建築技術です。外観はきれいでも、内装や設備が雑だったり、数年後に不具合が出てくる物件も少なくありません。
現地では建築基準の厳しさも日本ほどではないため、技術力や品質のばらつきがあることも前提として把握しておくべきです。
DMCI Homesは、フィリピン国内でも非常に評判の高い大手デベロッパーのひとつです。施工から管理、引き渡し後のサポートまでをすべて自社で一貫して行っており、過去のプロジェクトでも安定した実績を残しています。
世界基準の評価を受けており耐震構造や排水設計など、自然災害の多いフィリピンにおいても、地震や台風などへの耐久性をしっかり考慮した設計がなされている点は、安心材料のひとつとなります。

③ 管理会社を先に探しておく

「物件を買ってから管理会社を探す」のではなく、購入前に信頼できる管理会社・担当者がいるか確認しておきましょう。
理想は、日本語が通じる現地スタッフがいる会社。英語がわからなのであれば、日系の企業がベストです。問い合わせの返信スピードや対応も見ておくと安心です。

④「出口戦略」まで考えておく

セブでは、物件の再販を考える際に、買い手は日本人だけとは限りません。むしろ、将来的には現地のフィリピン人バイヤーや移住外国人が主要なターゲットになる可能性もあります。
そのためには、「現地の人からも人気がある物件かどうか」が重要な判断基準になります。外国人にとって魅力的な海沿いの高級物件であっても、現地でのニーズが低ければ、思ったような価格で売れない可能性があります。

現地の再販市場の動きや、需要のあるエリアの傾向も調べておきましょう。

まとめ

pure tropics

セブ不動産投資には、確かにリスクがあります。
ですが、それは「怖いからやめるべき」という話ではなく、「どんなことに気をつければいいか」がわかっていれば、避けられるリスクが多いということでもあります。

成功している投資家は、偶然ではなく“準備”ができていた人です。

情報を集め、自分の足で確認し、信用できる人とつながる、この積み重ねが、将来の安定した資産につながっていきます。

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