フィリピン・マニラへの移住や駐在が決まり、新生活への期待に胸を膨らませる一方で、「現地の食生活」に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。「日本の調味料は買えるの?」「現地で自炊できる環境はある?」といった心配は、海外への引っ越しにおいて誰もが抱える悩みです。
結論から言うと、マニラは東南アジアの中でもトップクラスに日本食材が手に入りやすく、自炊に困らない環境が整っています。BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)やマカティといった日本人が多く住むエリアには多数の日系スーパーが点在しており、さらにローカル市場の「カルティマール・マーケット」を活用すれば、新鮮な魚介類や日本の食材もまとめて調達可能です。
この記事では、マニラ在住者が普段から通っているリアルなおすすめ日本食スーパーや市場、気になる現地での物価事情について詳しく解説します。記事の後半では日本から持参すべきアイテムも紹介していますので、渡航前の不安解消と買い出し準備にぜひお役立てください。
目次
マニラ移住者が知っておくべき日本食スーパー事情
マニラの日本食スーパーの現状
マニラ首都圏、特に駐在員や日本人が多く暮らす「マカティ(Makati)」や「BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)」といったエリアには、日本食を扱うスーパーやグロサリーストアが数多く点在しています。
醤油、味噌、みりんといった基本の調味料をはじめ、カレールー、納豆、豆腐、冷凍うどんまで、和食作りに欠かせない食材はほぼ全て現地で調達可能です。「マニラに行ったら日本食が食べられなくなるのでは?」という心配は、ほとんど不要と言ってよいでしょう。
気になる日本の食材の物価・価格帯
品揃えが非常に豊富な一方で、あらかじめ知っておきたいのが「価格」です。日本の食材は輸入品扱いとなるため、日本国内のスーパーで買う価格の約1.5倍〜3倍になるのが一般的です。
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納豆(3パック): 約150〜250ペソ
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カレールー: 約150〜200ペソ
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日本のマヨネーズ(500g): 約250〜300ペソ (※価格は店舗や為替レート、輸入状況によって変動します)
日本の食材だけを使って毎日自炊をすると、食費が日本にいた頃よりも高くなってしまう傾向があります。そのため、「ベースとなる野菜やお肉は現地のスーパーや市場で安く手に入れ、味付けの要となる調味料だけは日本スーパーで買う」といったように、賢く使い分けるのがマニラ生活での自炊のコツです。
マニラでおすすめの日本食・日系スーパー&市場6選
マニラで日本の食材を探すなら、まずは以下の6か所を押さえておけば間違いありません。現地在住者も日常的に利用している、おすすめのスーパーと市場を厳選しました。
1. MITSUKOSHI BGC(三越BGC)
マニラ初の「和製デパ地下・スーパー」としてBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)にオープンし、話題を集めました。店内は日本のスーパーそのもので、清潔感にあふれています。新鮮な刺身、綺麗にパックされた薄切り肉、日本の野菜、さらには豊富な惣菜やお弁当まで揃っています。価格は少し高めですが、品質の高さと圧倒的な品揃えで、日本と同じクオリティを求めたい時に重宝します。
2. セイキョー(Seikyo Japanese Supermarket)
マニラ首都圏に複数店舗を展開する、庶民派の強い味方です。日本の調味料、冷凍食品、お菓子、シャンプーなどの日用品が、他の日系スーパーと比べても比較的安価に手に入ります。「マニラの業務スーパー」のような立ち位置で、日常的なまとめ買いに非常に便利です。
3. はっちん(Hatchin Japanese Grocerant)
マカティエリアなどで長年日本人に愛されている老舗の日本食材店です。フィリピンのローカルスーパーでは手に入りにくい「薄切り肉(しゃぶしゃぶ・すき焼き用)」を買うならここ、という駐在員も少なくありません。手作りの惣菜や弁当も人気で、店先で売られているたこ焼きなどは現地在住者の癒やしフードになっています。
4. テッペン(Teppen Korean & Japanese Grocery)
韓国食材と日本食材を豊富に扱うグロサリーストアです。特に調味料やレトルト食品、冷凍食品のラインナップが充実しています。韓国系の食材も一緒に買えるため、ごま油やキムチなどを揃えて自炊のレパートリーを広げたい時に役立ちます。
5. 山崎(Yamazaki Grocery)
マカティの「リトルトーキョー」内にある、老舗の日本食材店です。こぢんまりとした店内ですが、生活に必要な基本の日本食材がぎゅっと詰まっています。手頃な価格の食堂も併設されているため、買い物ついでに日本の定食やラーメンを気軽に楽しむことができます。
6. 【市場】カルティマール・マーケット(Cartimar Market)
パサイ市に位置し、マニラ駐在員の「週末の買い出し」の定番となっているローカル市場(ウェットマーケット)です。ローカルのスーパーではなかなか見かけない新鮮な魚介類や野菜が手に入り、お店によってはマグロやサーモンを刺身用に捌いてもらうことも可能です。 さらに、市場の敷地内には「飛鳥(Asuka)」や「だるま(Daruma)」といった老舗の日本食材店も立ち並んでいます。新鮮な生鮮食品を買った帰りに、日本の調味料や納豆などをまとめて調達できるため、非常に効率的な買い出しスポットです。
現地のローカルスーパーで買える日本食材

日本の食材は、日系スーパーに行かなければ買えないというわけではありません。マニラ市内に数多くあるローカルスーパーでも、基本的なものであれば十分に手に入ります。
大手スーパーのインターナショナルコーナーを活用
「Rustan’s(ルスタンス)」や「The Marketplace(ザ・マーケットプレイス)」といった少し高級路線のスーパーや、フィリピン最大のチェーンである「SM Supermarket」や「Landmark(ランドマーク)」などのインターナショナル(輸入食品)コーナーには、日本食エリアが設けられていることが多いです。
キッコーマンの醤油、マヨネーズ、S&Bのカレールー、お茶漬けの素、ポッキーなどのスナック菓子は、こうした現地のスーパーでも定番商品としてよく陳列されています。日々のちょっとした買い足しであれば、近所のローカルスーパーで十分事足ります。
現地スーパーで賢く見つける「日本食の代用品」
食費を抑えるためには、すべてを日本の輸入品で揃えるのではなく、現地の食材を上手に活用・代用するのがポイントです。
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お肉: フィリピンは豚肉と鶏肉が美味しく、現地のスーパーでも安く質の良いものが手に入ります。(ただし、日本のように薄切りにされたパック肉はローカルスーパーには少ないため、塊肉を買って自分で切るか、日系スーパー・カルティマール市場で買うのが一般的です)
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お米: 日本から輸入されたお米は非常に高価ですが、現地のスーパーでも「ジャポニカ米」に近い短粒種のお米や、フィリピン産の日本米(Japanese Riceと表記されています)が売られています。どうしてもパサパサ感が気になる場合は、現地の「もち米(Sticky Rice / Malagkit)」を少し混ぜて炊くことで、日本のお米に近いモチモチ感を出す裏技も在住者の間でよく使われています。
マニラ移住前にチェック!日本から持っていくべき食材・日用品
大前提として、マニラでは日本の商品は基本的にすべて割高です。「絶対にこのメーカーのこれじゃないとダメ!」という強いこだわりがあるものは、迷わず日本から持参するのが鉄則です。その上で、スーツケースの容量を圧迫しない「軽くてかさばらないもの」を優先してパッキングしましょう。
マニラで買うと割高なもの・手に入りにくいもの
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「絶対にこれ!」というこだわりの調味料: 茅乃舎のだし、特定の銘柄のポン酢や柚子胡椒など、「これがないと味が決まらない」というアイテムは持参必須です。マニラではそもそも手に入らないか、売っていても非常に高価です。
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フリーズドライ食品・インスタントスープ: 軽くて日持ちするため、荷物の隙間に詰め込めます。渡航直後の忙しい時期や、どうしても日本の味が恋しくなった時のお助けアイテムとして非常に重宝します。
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無糖の緑茶・麦茶のティーバッグ: フィリピンのスーパーで売られているお茶は、砂糖入りの甘いものが主流です。日系スーパーで日本の無糖茶も買えますがやはり割高なため、毎日飲むお茶のパックは多めに持参するのがおすすめです。
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使い慣れた基礎化粧品や常備薬: 肌に直接触れるスキンケア用品や薬は、海外で自分に合う代替品を探すのが難しいジャンルです。絶対に安心できる、使い慣れた日本の製品を持っていきましょう。
ネット通販(Lazada / Shopee)の活用術
醤油、みりん、料理酒といった「重たい液体調味料」や、お米などは、わざわざ日本のスーパーに足を運ばなくても、フィリピンの二大ネット通販サイトである「Lazada(ラザダ)」や「Shopee(ショッピー)」で購入することが可能です。
現地のネット通販には日本食材を専門に扱うショップも多数出店しており、自宅のコンドミニアムまで直接届けてくれるため、重い荷物を運ぶ手間が省けます。日本から重たい調味料を大量に持ち込むとスーツケースの重量オーバーの要因になるため、基本の調味料は「現地スーパー+ネット通販」で賢く調達することをおすすめします。
まとめ
マニラ移住において、「日本の食事が恋しくなってストレスが溜まるのでは?」という心配は、良い意味で裏切られるはずです。
BGCやマカティを中心に、三越をはじめとする清潔で品揃え豊富な日系スーパーが多数あり、週末にはカルティマール市場で新鮮な魚介類も手に入ります。現地のローカルスーパーやネット通販も組み合わせれば、日本とほぼ変わらない自炊生活を送ることが十分に可能です。
「ベースの食材や重い調味料はマニラで調達し、こだわりの調味料や手軽なフリーズドライ食品だけを日本から持ち込む」という基本スタイルを覚えておけば、スムーズに新生活をスタートできるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、安心してマニラでの新生活、そして現地のスーパーでの買い出しを楽しんでください!
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