マカティ、BGCに次ぐビジネスエリアとして知られるケソン市。メトロマニラで最も人口が多く、300万人以上の人々がこのエリアに住んでいます。なぜこんなにも人気で好まれる街なのでしょうか。
この記事ではケソンの魅力、 治安、人気のエリアについてを解説していきます。是非不動産投資、移住などの 参考にしてみてください。
目次
ケソンの街の特徴
ケソン(Quezon City)は首都マニラから北東に位置し、メトロ・マニラの16市の中で最大の面積を持ちます。 人口は約350万人であり、メトロマニラで最も人口の多い市です。
またケソンは教育に力を入れているエリアとしても有名で「フィリピン大学ディリマンキャンパス」や「アテネオ・デ・マニラ大学」など、国を代表する名門大学が多く集まっています。
フィリピンの都市開発が急速に進行する一方で、ケソンは都市の中に自然を感じられるように設計されているのが特徴です。その1つがケソン市の中心に位置あるケソン・メモリアル・サークル。多くの市民が運動をしたりリラックスするような憩いの場として活用されています。
ケソンのコンドミニアムが人気の理由
ケソン市は、フィリピンで最も人口が多い都市として、多くの魅力を持つエリアです。 交通の利便性、物価の安さ、良好な治安、不動産価格の上昇の期待、そして生活のしやすさなど、多くの要因がこの都市のコンドミニアムの人気を後押ししています。
特に、新しい交通インフラの開発や都市計画の進行は、ケソン市の将来的な価値をさらに高める要因となっています。
交通アクセスが良好
ケソン市へのアクセスは非常に便利です。マニラへ行く場合、車を利用すれば、約50分で到着できます。また、MRTという電車とバスを利用することで、マニラからケソン市まで約1時間で移動できます。
さらに、交通の利便性を高めるための新しいプロジェクトとして、マニラ地下鉄「MMS(Metro Manila Subway)」の建設が進行中です。この新しい地下鉄は、15駅を持ち、全長36kmの路線を予定しており、2025年の部分開業を目指しています。
完成後は、マニラの交通渋滞が軽減され、ケソン市へのアクセスもさらにスムーズになるでしょう。
家賃は比較的安い
ケソン市のコンドミニアムが人気の理由の1つが家賃の安さです。都市開発の進んだマカティやBGCに比べてケソン市は開発途中なため、家賃を抑えて生活できるでしょう。
低価格での海外不動産投資を考える方にとっては他のエリアに比べ、より手が出しやすいエリアとなっています。
治安が良い
ケソン市には有名な学校が多くあるため治安が良い傾向にあり、安全な生活を送れるでしょう。なぜならその地域には富裕層が多く住んでおり、犯罪が少ない傾向にあるからです。
しかし、ケソン市は大きな市であるため、場所によっては危険とされている地域もあります。
事前にリサーチした上で治安の良い地域を選択することが重要です。
不動産価格の上昇が期待できる
フィリピンで近年起こっているのは、経済発展と若者世代の人口増加を背景とした不動産市場の活性化です。特に、ケソン市はマニラ首都圏の中心部に位置するため、商業、住宅、オフィススペースの需要が高まっています。
これには、国内外の投資家も注目を集めており、新しいビジネスの機会や住宅需要の増加が不動産価格の上昇を引き起こしています。また、交通インフラや都市計画の進行も、ケソン市の土地や物件の価値を高める要因でしょう。
今後もフィリピンの経済成長が続くと予測される中、ケソン市のコンドミニアムはさらなる価格上昇の可能性を秘めていると言えます。
生活しやすい
ケソン市はフィリピンの中でも生活しやすい町として有名です。多くの商業施設やレストランがあり、生活する上では困らないでしょう。
この地域は中流層から富裕層に好まれており、落ち着いた生活を送りたい方には最適です。
またファミリー向けの2ベッドルームのコンドミニアムが多く、価格もリーズナブルなため家族で暮らすにはピッタリです。1人で暮らす場合は贅沢な暮らしが送れそうですね。
ケソンの代表的なエリア
ケソンの中でも代表的なエリアを紹介します。
ディリマン(Diliman)
ディリマンは、ケソン市の中心部から南に約4キロの位置にある、マニラ首都圏の主要な地区の1つです。この地域にはフィリピン大学ディリマン校などの教育機関が集まっています。
さらに、ケソン市役所をはじめとする行政施設もこの地区に位置しており、ホテルやレストランなどの商業施設も充実しています。
イーストウッド(Eastwood)
イーストウッドは、ケソン市に位置する複合開発エリアの1つです。このエリアは、ビジネスとレジャーの両方を提供する場所として設計されており、多くのオフィスビル、コンドミニアム、ショッピングモールが集まっています。
特に、IT関連の企業が多く集まるフィリピンの主要なITパークとしての役割も果たしています。ショッピングやエンターテインメントの施設も充実しており、地元住民や観光客の間で人気のスポットです。
コモンウェルス(Commonwealth)
コモンウェルスは、学問の街としての側面を持ちつつ、中流家庭の住宅地としても知られるエリアです。中でもコモンウェルスアベニューはマニラまでのアクセスの良さで人気があります。
近い将来、MRT7号線の開通ができれば、コモンウェルスのアクセス性はより一段と向上するでしょう。
ロヨラハイツ(Loyola Heights)
ディリマンの東南、マリキナ市との境界近くに位置するロヨラハイツは、アテネオ大学やミリアム大学などの名門校が点在する学園都市です。このエリアは、裕福な家庭が多く住む高級住宅が集まっています。
クバオ(Cubao)
ケソン市の中心に位置するクバオは、アリ・モールやファーマーズプラザをはじめとしたショッピングモールやレストラン、エンターテイメント施設が集まる、生活する上で便利な街です。
まとめ
ケソン市は、フィリピンの中でも特に注目されるエリアです。その理由として、教育機関の集積、自然と都市の融合、交通の利便性、物価の安さ、治安の良さ、そして不動産価格の上昇の期待などが挙げられます。
また、ディリマンやイーストウッド、コモンウェルスなど、多くの魅力的なエリアがケソン市内に存在しており、それぞれのエリアが独自の特色を持っています。ケソン市のコンドミニアム選びに失敗したくない方は、現地の情報を集め、信頼できる不動産業者を見つけることが重要です。
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