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1.フィリピン災害について
フィリピンは地理的に熱帯低気圧の発生しやすいところに位置していることから自然災害を受けやすい国です。地震や火山噴火、台風やゲリラ豪雨による水害などさまざまな影響を受けており、その被害も大きいです。そこでフィリピンで起こる災害について紹介していきます。
1−1.水害
フィリピンには突然集中的に降ってくるゲリラ豪雨の被害が多く、街の整備が完全ではないため強いゲリラ豪雨が続くと道路ははあっという間に冠水してしまいます。
また毎年来る大型台風の被害も受けておりゲリラ豪雨と同じく道路などは冠水し、そうすると交通網も必然的にストップしてしまい行動することができなくなってしまうくらいです。日本でも台風や大雨などはよくありますが、よっぽどのことでない限り浸水被害にあうことはあまりありません。
フィリピンも水害に関しては毎年被害を受けているはずなので、冠水しないような家をつくるなど改善されていてもおかしくないと思うかもしれませんが、冠水するエリアの多くは貧困層が住んでいるという傾向があり、きちんと整備されていないのが現状なのです。
しかしマカティの街のように主に外国人が多く居住しているエリアでは整備が進んでおり、比較的安全で洪水が起こりにくくなっています。
1−2.地震
フィリピンにはマニラの近くに「フィリピンプレート」という活断層があり、地震も発生することがありますが日本ほど多くはありません。
2.災害の対策
水害、地震などの自然災害を紹介していきましたが、実際に災害が起こった時どのような行動をすればよいのでしょうか。ここではその対策について紹介していきます。
2−1.水害対策
まずゲリラ豪雨など急な大雨が降ってきた場合は無闇に外に出ないようにしましょう。
場所によっては洪水や浸水、冠水の被害が出るので危険です。雨が止んだ後でも水が引いていくのに時間がかかるので、なるべく安全な道を選んで出かけるようにしましょう。
それでも冠水している道路をどうしても通らないといけない場合は、
スニーカーや長靴などきちんと靴を履き、長ズボンを着用するなど安全な格好で向かうようにしてください。
雨上がりの水は濁っているので裸足で歩いてしまうとガラスの破片を踏んでしまうなど怪我をする恐れがあるので注意してください。
先にも説明したように貧困層が多く住んでいるエリアは、特に道路などの整備がきちんとされていないのでより被害を受けています。
なので不動産購入を考えている場合は価格やエリアの他に災害のこともしっかりと把握しておきましょう。
2−2.地震対策
フィリピンには日本にあるような地震保険が存在しないため、フィリピンで不動産を購入しようと考えている方はその点をまず最初に理解しておく必要があります。
またフィリピンの中でも地震の影響を受けにくい「パラワン島」は何十年も地震の被害にあっていないので、そのようなエリアを選ぶなどして事前に防ぐこともできます。
3.まとめ
フィリピンも日本と同じようにさまざまな自然災害の影響を受けている国の一つです。
その中でも特に水害と地震について取り上げて紹介していきました。
ゲリラ豪雨や台風が多いフィリピンではいまだに整備されていないところが多かったり、自然災害の情報については事前に把握しておくことが大切です。
フィリピンの不動産で人気のあるようなところは、外国人の居住者が多くそこからも見て取れるように、
「自然災害の被害にあいにくいから選ばれている」と
取ることもできます。
このようなところにも注目して不動産を探すのも良いでしょう。
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。